Peace !

最初に断っておくけど、今日の話は東京都・大田区に住んでる人にとっては「どーってことない」ハナシです。むしろ「おもしろくない!」ってハナシかもしれないから読まない方がイイと思います。


と、いうわけで大田区平和島に行ってきたのです。
今、あたかも知っていたかのように「大田区の」なんて書いたけど、最初電話で聞かされたときは「どこだ、それ?」ぐらい日頃聞きなれない場所だったので、検索したのです。
案の定、普段まったく縁の無いエリアでした。
で、検索した通り渋谷からJRで品川まで行って、そこから京急赤い電車に乗っかって「ファソラシドレミファソー」と向かったのです。

まぁ、これはどうでも良い話なんですが、「赤い電車に乗っかって、ファソラシドレミファソー」と歌ったのは「くるり」なんですけど、そんな歌を作るぐらいに「くるり」の岸田氏は「京急好き」なわけです。
で、岸田氏に限らず「鉄オタ」には「京急好き」が多く、中でも人気の高い「2100形」はドイツ・シーメンス社のインバータを使っていて、発車時に音階のような音(磁励音)を発生するのです(通称ドレミファ・インバータ)
今日は幸いにも、その「2100形」に乗る事ができたので、まさに「ファソラシドレミファソー」と向かったのです。

ほどなくして、平和島に到着。
立地的にはもう少し行くと「蒲田」さらに行くと「川崎」なんて場所に行ける沿線です。

これまた、どうでも良い話で恐縮ですが、俺たちブラバン経験者や関係してる人は「行進曲」といえば当然、生涯で100曲以上行進曲を作曲して「マーチ王」の異名を持つ「ジョン・フィリップ・スーザ」と答えると思いますが、日本の9割以上の人にとっては「行進曲」といえば、やはり「蒲田」でしょう。
「コレがコレだもんで」

で、まぁ「そういう立地だから」(平和島には競艇、手前には有名な大井競馬場、ちょっと行けば競輪場などギャンブルをやらない俺ですら聞いたことがあるようなエリアなのです)と、ある程度予想はしていたのですが・・・
駅を降りて「うお〜」と低く唸ってしまった。
今、駅を降りたばかりだからわかってるに決まってるんだけど、思わず「ここはどこだ?」と。
普段の行動範囲でイメージする「東京」とは明らかに違う。むしろ大阪の京橋とか鶴橋に近いか?少なくとも名古屋にはこんな場所は絶対無い。
駅前のたばこ自販機に目をやれば、案の定「エコー」があるではないか。
思わず、誰に言うでもなく「ね?」と納得した。
そして道行く人をよく見てみると、雨が結構降ってるのに、みんな傘を差してない!
「ここはロンドンか?」

「ロンドンっ子は傘を差さない」という話をよく聞きますが、実際行った`02・`06の2度とも雨に降られて「どうなのよ?」って街に出たら、ズブ濡れになって歩いてるのは俺たちだけだったけどなぁ。

そのかわり、というか「野球帽率」が高い、もしくは頭に「なにか」巻いてるか(タオルですけど)
で、そんな「大田区風・英国紳士」は駅前にいくつもある飲食店に吸い込まれて行くんだけど、何件か中をのぞいて見ると「圧倒的に椅子のある店が少ない」
一応、看板には「そば」とか書いてあるんだけど、誰もそんなものは喰っておらず、紳士達はカウンターで手に手にジョッキを持ってワイワイやっているのですよ!
「パブだ!やっぱりロンドンだ!」
言っておくけど、俺が着いたのは、まだ午前中の早い時間なのだ。
で、用事を済ませて「せっかくだから」と、どこかに寄ってみようとウロウロ。
さすがにカウンターだけの店は入りづらいので、テーブル席もある店を見つけてのれんをくぐったんだけど・・・
失敗。

というか、なんだろう?「座れる店」というのは別のところも「スワル」のだ。
「腰を落ち着けれる」という事で、店にいる紳士たちは皆「何時からいるんだ?」っていうぐらい「目がスワッテル」のですね。
「酒200円」「焼酎300円」って、ねぇ。
で、この紳士たちが気さくに話しかけて来るのですよ。
う〜む、ロンドンで経験した「パブ・スタイル」ってやつだなぁ。
40のおっさん(俺のことね)に「にいちゃん!にいちゃん!」と・・・
うわ〜アウェイだ〜!まったくもってアウェイだ〜!
でも、すごく落ち着くぞ!

すっかり楽しくなって店を出て、もう一回り街を散歩してみたんだけど「碁盤の目」とは正反対な無秩序で計画性のない斜めに入り組んだ路地にクラクラしてしまった。
で、これも気付いたんだけど、こういった街って風俗とか「色気」方面の欲望の店もありそうなもんだけど、一軒も見当たらなかったような気がする。
それもちょっと意外で、だからなんだろうか?ちょっと「枯れた」雰囲気で馴染むのは。
そして、結論。


         
「のれん」があるお店がいっぱいの街はステキである!
Peace !!!!!