今度はイカですか!?

bousisensei2008-06-11


様々な食品の値上げやらバター不足で「マイッタね」のご時世。
今度はイカですよ。
原油高のアオリを受けて、来週イカ釣り業を2日間休むそうですね。
まさしくアオリイカ!(なんだそれ)
そうなんですよね、俺みたいな車に乗らない人間もこうやって間接的にガソリンの値上げは影響してくるのです。
ホント、アオリイカ!(なにがホントだ)
さて、イカぐらいでそんなに騒ぐな!と思うかもしれないけど、俺は寿司ネタの中で一番好きなのはイカなのだ。
イカなんて」と思う人が多いと思う。
たしかに、数ある寿司ネタの中でけっして「スター性」は無い。
しかし「イカなんて」の人に言いたい。
「美味いイカはホントに美味い!」と。
ここで前から書いてる30歳になってすぐの名古屋に住んでいた頃に出会って、結構通った寿司屋があって。
そこは、なんでも美味かったんだけど、特に大将がイカに力を入れていたのだ。
あ、今のは非常に読みにくかったな「いかにちから」ですね。
で、カウンターに座って「お好み」でつまんでると、大将がやたらと「イカイカ!」言うんだな。
その頃は俺も「イカなんて」の人だったから「イカは〜」とごまかしていたんだけど、ある時さすがに「ソコまで言うなら」と握ってもらったのですよ。
後は、もう書かなくてもわかると思うんですけど。
その後も季節ごとに大将が自信を持って仕入れてきた「美味いイカ」を塩とレモンで食う握りは、寿司屋に行く最大のイベントになったのです。
ここでそれぞれの「イカの旬」を勉強しました。
ここの大将が「信用できるな」と思ったのは、ここまで「イカイカ!」言うくせに、俺が楽しみに行っても「今日はあんまり良くないから」と出してくれなかった事があるのです。
しかし、今思えば、たしかにここの大将のイカへのこだわりはすごかったと思うけど、世間で「そこそこ」の寿司を食わせる店であっても。結構ちゃんとしたネタを入れてる店であっても、イカに関しては結構いいかげんな店が多いのではないかと思うのです。
たしかに、トロやウニほど「良い材料」を仕入れたところで、たいして「ふっかける」ワケにもいかないから、寿司屋にしてみれば「もうからないネタ」だろうし。
そのくせ「足のはやい」ネタでもあるわけで。
で、そういった所を手抜きするかしないか。
寿司屋の「良し悪し」をジャッジするのにもイカは絶好の判断材料ではないか?と思うのです。
で、単に「イカ好き」と言わず、何故あえて「寿司ネタの中で」と付け加えるか。
それは、「イカの街」として名高い青森の八戸に行った時、新鮮で透明なイカを食って「スゴイ!」と感動したけど「何か物足りない」とも思ったのだ。
イカそうめんをショウガの効いたタレですすっても。
刺身をわさび醤油で食べても。
新鮮ならではの「歯ごたえ」には感動するものの・・・
で、塩とレモンをもらって、それで食べてみたら「甘み」がグッと出てきた。それでも「もうひとつ」。
イカほど「酢飯」とのコンビネーションがバツグンな素材は無いのではないか?
名古屋の大将が分厚い「アカイカ」に丁寧な隠し包丁を入れて、塩とレモンで仕上げた芸術品のような寿司の前では取れたての本場のイカも霞むのだ。
トロ、たしかに美味い。イクラやウニも美味い。
でも、炊き立ての白いご飯で十分美味いのだ。
寿司である必要は別にない。
もちろん好みの問題ですけどね。
で、そんなイカのスバラシイ所に「安い」ってのもある。
ひどいイカはロウソクか石鹸でも食べてるような歯に「ネチャ」っとする物もあって、あれは勘弁なんだけど、やっぱり美味いやつは全然違う。
でも、その「美味い方」が値段的にどうか?というと、別に変わらないのですよ。
まぁ、そこが「危険」でもあるんだけど。
トロやイクラなんかだと、安いといかにも「危ないんじゃないか?」って思うもんね。
しかし、これからは安心!イカは高くなるのです!
冷凍の「ロウソクイカ」まで高くなることは無いだろうから「安いイカは危険」とメニューを見ただけで見分けが付くようになるのです!
スバラシイ!!!
うそ!全然スバラシク無い!