言葉に出して気付く事

まちがいさがい

札幌芸術の森アートホールで渋さ知らズのワークショップ。
小学生から高校生までの演奏家を対象とした「体験渋さ」です。
みんな思っていた以上に演奏が達者でびっくり!
その分「あ〜やっぱりね」と思った通りの部分もあったかなぁ。
ワークショップの中でセクションに分かれて渋さメンバーが「講師」みたいに一人ずつ就いて、って場面があったんだけど。
で、まぁその中で「普段、俺たちはこういう風にやってんだよ」ってのを子供達にもやってもらうという。
なんていうか、実際に演奏して「お手本」みたいな事をやるのは簡単なのです。
別に「特別なこと」じゃなくて「いつもやってること」なわけですから。
ただ、これを子供達にわかるように「言葉」で説明するのって難しい。
でも、それが出来ないって「渋さのやり方」を「理解してる」とは言えない様な気もするのですね。
結局の所、その場その場のフィーリングみたいな感じでやってるようなものなんだけど。
「適当にやりゃいいんだよ」ではダメなわけで。
その「フィーリング」がどうやって生まれたかとか、何に対して反応したからの「フィーリング」なのかとか・・・ようするに、不破さんがよくクチにする「コミュニケーション」と「ジャズ」のどうのこうの・・・まぁ、そういったことを音を出しながら理解してもらうにはどういう手順がいいのだろうか?というか・・・やっぱ難しいね。
とにかく俺たちが言う「適当」ってのが「デタラメ」とか「いいかげん」じゃなくて、辞書に載ってる意味の「ある条件・目的・要求などに、うまくあてはまること。かなっていること。ふさわしいこと。また、そのさま。」だということをわかってもらうには・・・
まぁ、実際ワークショップで「教える」みたいな立場になってみて改めて考えさせられたわけです。
俺がウマく理解出来てないことは「教えられない」ってことだけはよくわかった!
ただ、色々考えるうちに、最初の方に書いた「あ〜やっぱりね」っていうのとリンクして思いつくことなんかもあったりして。
この「やっぱり」は高校生ぐらいって楽器がウマくて達者な人ほど・・・なんていうんでしょう?「これ見よがし」な「技術の披露」みたいな演奏になりがちで・・・これは普段から俺が「よくない」と思ってるスタイルなわけなんですけど。
その辺りから「ペシッ!」とクギを打って、不破さんのいう「コミュニケーション」だとか「渋さのやり方」みたいな方向に持っていけばいいのかな?と。
まだ、この先何回かこういったワークショップがあるみたいなんで、また参加したいなぁ、と思いました。