うむ〜・・・

歴史ある看板

え〜っと、かなり前ですが「また楽器壊れた!」って話を書きましたけど、それがようやく治りまして。
今回、俺的には「結構、軽症ですんだ」と思っていたのです。
ライブハウスで1部と2部の休憩中に椅子から落ちたんだけど「ガッシャン!」というよりは「ズル〜ッ」って感じだったし。
実際、休憩明けも「なんとか」しのいだし。
楽器本体はホント大したこと無かったのです。
ただ、ネックがかなり曲がって・・・それでもなんとか吹ける範囲だったんですけどね。
ぐらいの気持ちで修理に持って行ったのですが・・・
工房のリペアマン曰く「これは、ちょっとキビシイかも」と(ネックがね)
「治せないかも」「最悪、買い替え」とビビらされていたのです。「仮に治った場合」の金額も含めて。
で、それからというもの色々「買い替え」の事も視野に入れてネットなんかで探したり調べたりしてたのです。
すると、とあるサイトでは「長年の使用で一回でもネックが曲がったり、つぶれたりしてしまったら、いくら修理しても2度と元と同じには戻らないと言われています。」なんてイヤ〜な事が書いてあったり・・・「まぁ、そうなんだろうけどなぁ〜」と気が滅入ってたのです。
ところがですね!修理完了の電話をいただきまして「なんとかしました!」と。
金額も聞かされていたより半分ぐらいで済んだかな〜
で、取りに行って治ったネックを見たら「お見事!」というぐらいキレイに治ってる!
ところが早速試奏しようと構えてみて「あれ?」「んん〜?」なんかヘン・・・
ちょっと考えて、原因はすぐわかりました。

え〜っと、さっき紹介したサイトで「長年の使用で一回でもネックが曲がったり・・・」とあるように、サックスのネックって真鍮とはいえ結構「軟らかい」のです(管が薄いし空洞だし)
個人差はあるけどサックス吹くときは写真の矢印の方向にプレスがかかってるので「曲がるもん」なのです。一気に「グニャ!」って事は滅多にないですけど。
ようするに、今の楽器を使い始めて15年になるのですが「鍾乳石が伸びるように」ジワジワと曲がっていってたのですね。
で、今回それを一気に「新品同様の角度」に治してもらったという・・・
いや〜これが結構「違和感」ありまして。というかホンの数ミリの話なんですけど、楽器が遠く感じたり咥える角度やらストラップの長さの調整やら・・・とにかく「シックリくる」というポイントがなかなか探し出せないのです。
自分の楽器なのに!!!!!
当然、身体の使い方も微妙に変わってくるので息の通り具合も違ってきて・・・あぁ、もう!
というわけで、夜は吉祥寺マンダラ2で「渋さ知らズ劇場」だったんですけど、ずーっと「うむ〜」と楽器のことばかりが気になって・・・結局「これだ!」ってならなかったんですけどね。
まいったなぁ〜
あ、それから「今日から必ず」ということで楽器のスタンドも持って歩くことに決めました。
アルト・テナーぐらいなら良いんだろうけどね、やっぱバリトンは「置く場所」に困ります。
これまでの20年ぐらいが「運が良かった」と思って、これからは椅子に置くのはヤメましょう。
しかしなぁ〜アルト・テナーに比べて、ただでさえ楽器がデカくて重いのに。さらに「スタンド必須」って不公平だよなぁ。