心の準備

bousisensei2012-03-24

明日は久しぶりのKITO,Akira Brass Band!(KABB!)のリハが名古屋でありまして。
いや〜ホント久しぶり!
KABB!は大きく分けて2種類の演奏形態がありまして、ひとつは譜面台を立ててそれを見ながら主に座ってする演奏、もうひとつは野外などで譜面を見ないで練り歩きなんかをしながらってスタイル。
で、最初の「譜面を見ながら〜」のコンサートを最後にやったのは、昨年の10月が最後!(この時ですね→自画自賛 - うさぎのえさ])
ただ、この時は「学校公演」ということで新曲もなく「慣れ親しんだレパートリー」で構成したわけです。
だから「新曲あり」のコンサートは、もう1年以上ぶりなわけです(この時が最後ですね→そういう眺め - うさぎのえさ
ま、そういったわけで自分の中でも「ちょっと忘れてしまった感覚」ってのがあるような気がして、ちょっと不安だったのですね。
というわけで、ちょっと念入りにリハビリも含めた「心の準備」というやつを今日はやったわけです。

みなさんご存知の通りKABB!で俺はいわゆる「指揮者」のポジションにいます。
ただ、クレジットに「コンダクター」ではなく「ディレクション」つまり「ディレクター」という役職が書かれてますとおり、普通の指揮者とはちょっと違うんですけどね。
で、リハーサルの時に指揮者のセンセーはスコア(総譜)を見ながら進めていくことが多いと思うのですが、俺は(写真がちょっと見にくいけど)左のような「空五線」の一枚ペラ譜面を見てやってます。
書いてあるのは拍子記号だとかA・B〜といった練習記号のみ。
で、俺的にはこれを見て最初から終わりまで「ここでクラリネットがメロディを吹いて・・・」とか「トロンボーンのバッキングが絡んできて・・・」とか「3拍目からスネアドラムのフィルインが入って・・・」なんてことをリハまでに全部覚えないとダメなわけです。
まぁ単に「そうしないと気が済まない」という個人的な理由で、別にその都度スコアを見てやっても構わないんでしょうけど。
「覚えちゃった方が楽」っていう気がするのです。指示を出すにしても何にしても。
で、また今回(結局自分が悪いんですけど)結構「メンドクサイ曲」を作っちゃいまして・・・
頭もさることながら、ホント「しっかり身体に叩き込んどかないとヤバイ」みたいなコロコロと拍子が変わる曲を作っちゃいまして・・・
いや、まぁ逆に「リハビリ」にはちょうど良かったですかね。
簡単で楽な曲より「やらねば」の意識が高まって。
一通り覚えて、リハの進め方だとか「難関」と思えるような場所を想定してクリアの仕方を考えて・・・
どこまで思い通りにできるかわからないけど、こういうことを考えてるのが楽しいんだったなぁ〜KABB!は。
結局、家を出るまでに「よし完璧!」というところまで持っていけなかったけど・・・
もう頭には入ってますからね。
こういう時に真っ暗闇で「なにもすることが出来ない」って夜行バスの移動は良いですよ!
名古屋までの道中、ズーッと頭の中で新曲をループさせながらの考え事。
あぁ、ワクワクするなぁ〜