bousisensei2006-03-31

明日から4月だというのに、朝晩の冷え込みったらないね。
風も強いし、夜桜なんてトンでもない。

いや〜しかしドタバタの3月でしたね。

後半はリハ等の準備も含めて、東京中低域のツアーでベッタリになるのは最初から予測していたものの、前半のドタバタにはマイッタ。

で、そのドタバタの「現況」とも言える名古屋での「whose music!」ってイベントでの演奏を録音した音源を聴かせてもらった。

元々、僕の不参加を前提の上で鬼頭ブラスのメンバーの一人が企画したイベントだったのだけれど、思わぬ方向にハナシは進んでしまって…
「演奏の内容」しかり「会場の問題」も含めて、とにかく「企画そのもの」が「それは無いんじゃないか?」って事が今月になってわかった。

ただし、発案者にとっては「脱線」じゃなくて「確信犯」であったことも後からわかり、賛同して参加を表明していたメンバーも怒り出す始末。
まずい事に大阪から呼んでいたゲストとのコミュニケーションも破綻寸前の状態だ。

その後「建て直し」を名乗り出たメンバー有志が企画を受け継ぎ、それこそ「不眠不休」の作業でなんとか本番にこぎつけたのであったっっ(プロジェクトXの「トモロウ風」に読んでください)

僕はこう言った「泣けるドキュメンタリー」はあまり好きではない。

「ちゃんと」やってさえいれば、スムーズに行く事で何故苦労するか。

でも、努力の甲斐あってフタを開ければ満員の大入りだったそうで、黒字も出た「大成功」と言えるイベントになったらしい。

これは、素直にすごい事だと思った。2週間足らずの準備期間で、新たな会場を探し出し、チケットを作り直し、宣伝して…
一から立ち上げた方がナンボか楽な程、いいかげんな状態のイベントを受け継がざるを得ない状況から「成功」にまで持っていけたことには、正直頭が下がる。

企画を受け継いだメンバーは大きな自信になったんじゃないだろうか。

そんな事を考えながら、当日の演奏の録音を聴いていると「よくぞここまで」「がんばったな〜」…


ここまで思い入れたっぷりに聴かないと、ちょっとアレですね。


たとえは悪いけど「学芸会」は自分の子供が毎日一生懸命練習しているのをわかっているからこそ、楽しめるってのもある。
家に帰ってからも台詞の練習なんかして、お母さんまで台詞を覚えてしまう場合もあるかもしれない。
それを内心「冷や冷やしながら」見に行くところに「学芸会」の楽しみはあるような気がする。
作品にこだわってる学校や、ストーリーに感動して泣いたという話は聞いたこと無い。


さて、4月からはブラバン仕切りなおすぞ。
作品にこだわり、演奏で泣かせてやろうじゃないか。