あらためて圧倒される

今度の日曜日にやるライブの準備をしている、楽譜を作ったりとかね。
その中でカバーしたい曲の「歌詞」の意味がよくわからない所があったので、調べてみる事にした。
「あれ、この人おかしな事言ってますね〜」
と、思う人もいるだろう。今度のライブはサックス・ユーフォニアム・チューバの3人でやる「インストルメンタル」つまり「歌の無い演奏会」なのだ。
「だったらカバーするって言っても歌詞関係ないじゃん」
と、思う人もいるかもしれないけど、答えは「NO」おおいに関係あんだよ!
っていうか、ちゃんとそういう風にカバーしたい。
たとえば「音符」としてだけメロディーを捉えたら、一番も二番も一緒かもしれない。一回書いてリピートマークで繰り返すだけになってしまうかもしれない。
でも、それでは楽器奏者はいつまでたっても歌手に絶対かなわないと思うんだな。どれだけ細かいニュアンスのビブラートや息遣いが楽器で表現できたとしても「説得力のある力強さ」とは違うんだと思う。
俺が思う「うたごころ」っていうのは、聴く人を圧倒したり、ホッとさせたりする「説得力のある力強さ」って事。けっして「器用に楽器を操る」ことでも「歌いまわしにクセをつける」といったウワベのものでも無いはずだと思う。聴く人にとって太陽であり、時に北風にもなるような「底抜けの優しさ」と「不器用な強引さ」を兼ね備えた物であるべきだと思っている。

しかし、意味を調べるついでに改めてフルコーラスの歌詞をじっくり読んでみたら…
当然「音」は無く、目に入ってくるのは「歌詞」だけなのに、「曲として」圧倒された。
「こりゃ楽器じゃかなわん」とちょっと怯みそうになったが、挑戦したい曲だな。