それでも俺はジーコを支持するぞ

結局、日本戦はほとんどチャンと見れなかったので、溜まった新聞等に目を通してワールドカップの様子を確認する。
確かに結果が全てだと思うから、「ジーコはダメだ」という意見が正しいのだろう。
でも、やっぱり前監督のトルシェがやっていたような「組織的」な打ち出しよりも「個人の発想を重視する」というジーコのやり方には魅力を感じる。
ジーコが「やりたかった事」は決して間違いじゃないと思う。足りなかったのは選手個人個人の力量や意識だ。もちろん、最後までそれを貫いたジーコがダメって事になるんだろうけど。
しかし、ホント情けないよな〜　監督に「個人の発想を重視する」なんて言われたら、光栄な事だし、それに応えようと必死になるのが選手としての喜びみたいなモノだと思うんだけど、「監督からの明確な指示がもっとあれば…」ってお前は子供かっちゅうの。プロ意識が足りないにも程がある。ジーコを「何もしなかった監督」って言う人もいるけど、別に楽した訳でも怠けた訳でもなかろうが。俺からしてみたら、監督やリーダーの鏡みたいな人だと思うね。
最初にも書いたけど、サッカーのような勝負事で結果を出せなかったジーコはダメな監督かもしれないけど、選手の自主性を重んじ、最後まで選手を信頼していた姿を俺はバンドリーダーとして絶対支持するぞ。
幸い今のブラスバンドのメンバーはサッカー日本代表のように情け無い力量や意識のヤツはいない。「戦うのは選手なのだ」という強いメッセージを出し続けたジーコのスタイルを継いで行きたい。
それから新しく代表監督に選ばれたオシム。
「選手に求めるのは約束を守る事ではなく、チームにとって何が必要なのかを常に考える姿勢」
この人も良い事言うじゃないか。