なつやすみ

「親指トム」ですね


最近では「なつやすみ」といえばジブリのアニメみたいですけど、ワシらにとっては全くピンと来んのですよ。そりゃそうだよな、毎年テレビでもやってる「トトロ」とか1988年の作品。
ワシ、もう20歳ですよ。
別に「トトロ」自体がどうこう、って訳じゃないけど、子供の時に見た人とでは当然「思い入れ」なんかは違ってくる訳で。ハッキリ言ってワシらには「全く無い」いいオハナシだとは思いますけどね、長〜いなつやすみの間にわくわく見ていた人達とは気持ちを共有できません。
で、ワシらの「なつやすみ」といえば「輸入物アニメ」ですね。
音楽がシャレてましたな〜!特に「幽霊城のドボチョン一家」とかロックミュージカルみたいだったし。
それから、きまってそれぞれに日本で勝手に歌詞を付けたテーマ曲ってのがあって、それも楽しかった。今のアニメみたいに変に意味深い「考えさせられる」ようなものは皆無で、擬音のオンパレードとか「アッタマワリー!」って歌ばかり。
なかには「キングコング」みたいに(♪ウッホ、ウホウホ〜ってやつね)体育会系の替え歌定番みたいになってる曲もあるし、「スーパースリー」なんて馬鹿過ぎてステキ!
ラリホーラリホーラリルレロン コイルはデブっちょボヨヨンのヨン フリーは気取ってスイスイスイ マイトの出番だバラッバラッバラッ スーパースリーは諜報部員、世界の為ならエンヤトットどっこいしょ
なんじゃ、こりゃ?!だよね。
でもさぁ「子供向けの歌」ってこんなんでいいんじゃない?別に子供を舐めてる訳でも馬鹿にしてる訳でもないけど、こういった「おと」の楽しい「覚えやすい」歌をデッカイ声で歌う癖を小さい時に付けたほうが良いんじゃないかなぁ〜
自ずとステップアップしていくんだろうし。そりゃ、いつまでたっても「ラリルレロン」じゃバカですよ。
ノスタルジーも悪かないんだけどさ、「ジブリ」みたいに「大人も楽しめる」みたいな、ある意味「高尚なもの」っていつまでもそこから卒業できない気もするんだよね。
自分にとっての「ルーツ」はあくまで「ルーツ」として大切にすべきではあるんだけどね。