「なんともならん感」対処法

bousisensei2007-10-30



テレビでプロ野球日本シリーズの第三戦を見ました。
見た人もいっぱいいるだろうけど、初回に中日の大量得点。一方的なワンサイドゲームで、なおかつ2回以降、両チーム無得点と動きの無い
ツマンネー試合!
別に点がボコボコ入らなくても「息詰まる投手戦」みたいな緊迫した試合ならまだしも、初回の大量得点で安心したような中日の「大味」な攻撃。
中日のファンの人も「勝ったには勝ったけど・・・」って、途中からの不甲斐ない打線にイライラしてたんじゃないの?
スポーツとしてはホント「ツマンネー」ゲームだよ。
で、この「なんともならん試合」なんだけど、テレビの中継は実にオモシロかった!
中日の地元・名古屋の東海テレビの実況ということで、若干「中日贔屓」なアナウンサーと、レギュラー解説者が中日OBの矢沢なんだけど。もう一人の解説が江本で、さらにゲスト解説者に野村克也
このなかなか豪華な顔ぶれで「解説する場面がない平坦な試合」にず〜っと「なにかをしゃべってる状況」が最高!
もう、ほとんど雑談。
さらに、野村・江本の元南海師弟コンビは、どうも「落合があまり好きではない」みたいで、ホスト的東海テレビ陣のやりにくそうな事!勝っているから余計にね。
アナウンサーは気を使ってか、どんどん野村にコメントをするように振るんだけど、後半戦はもう試合そっちのけで脱線しまくり。けしかける江本もおかしかったし、矢沢もすっかりノッてるもんな〜
で、アナウンサーがプレイに引き戻すために冷たく「なるほど」と会話を遮断する回数の多い事よ。
番組めちゃめちゃ!
でも、この「なんともならん試合」を最後まで飽きることなく見せ切ったのだよ。
試合自体が盛り上がってれば、どんな解説者でもかまわないだろう。極端に言ってしまえば実況のアナウンサーが状況を伝えてくれさえいれば解説なんか邪魔なだけかもしれない。
「おもしろいもの」に乗っかって、あたかも「おもしろい人」になってる人もいるけど、そんなに「おもしろくないもの」を「おもしろいものにできる」ってのが、ホントの「おもしろい人」なんだよね。
勉強になったなった。