すばらしい一日

bousisensei2008-02-11


7時半起床。9時半に会場設営の為に「ザムザ阿佐ヶ谷」入り。
今回は「芝居小屋」という事で、舞台監督・照明・受付・・・すべてのスタッフがいわゆる「小屋付き」ではなく、自前のスタッフという事で、全員が鬼頭哲ブラスバンドのメンバーなのだ。
というわけで、これまでで最高の人数で挑むコンサート。次第にものすごい「重圧」がかかって来た。
演奏するメンバーもモチロンだけど、演奏しないメンバーが「楽しく無かった」とか「無理やり付き合わされた」ってコンサートは、やっぱりどれだけお客さんが入って、良い演奏ができても失敗だからなぁ。
特に今回、昼の「ワークショップ」というのが、ずっとネックで「目の上のタンコブ」のようにプレッシャーだったのだ。
どれだけ、考えて準備しても、上手く行くかどうかなんて事はその時にならないとわかんないんだもんな。
今日みたいに「絶対成功させたい」ってコンサートに、そういった「流動的」な要素があるって、実に落ち着かない。
それこそ、何カ月も前から制作スタッフが準備して、今日だって朝早くから大勢のスタッフが会場を作って、ってコンサートが、全部パーになってしまう。
そのムードは夜の公演にも影響するだろうし。
そうやって、考えたらさすがに全く気持ちに余裕がなくなってしまった。
でも、昼頃名古屋からのメンバーが到着して、いつもの顔ぶれを見た時にはちょっとホッとなった。
と、同時に、シンドイ思いをしてはるばるやって来たコイツらに帰る時「あ〜疲れた」「もう東京ツアーは勘弁」なんて思わせたらどうしよう。と、さらなる「重圧」も。
そんな感じで、いっぱいいっぱいでした。
で、そんな不安だらけの「昼公演」もなんとか終えることができて、かなり気分が楽になった。
夜はコンサートだ。自信のあるメニューだし、すでにいっぱいお客さんが来る事もわかっている。
もう9割方は「良い結果」が見えて来てるんだもん。後は良いパフォーマンスをするだけ。それも問題ないでしょう。
というわけで、楽しくなってきて呑む缶チューハイの美味いこと!昼食った弁当は味がしなかったもんなぁ。
満員大入りの夜公演、メンバーもいつになく気合の入った演奏で、あっという間に終わってしまった。
アンコールの後も拍手が鳴り止まなかったけど、一番終わって欲しくなかったのは俺だ。
実に「楽しんだ」というお客さんの表情。
充実感を味わうメンバーの表情。
そして、なにより朝と同じぐらい大変な撤収を終えた時、舞台監督や照明スタッフが「次」の話をしているのがうれしかった。
今回のザムザはどちらかというと、小さめのハコ。舞監や照明が「腕を振るう」にはちょっと物足りない場所だったんだろう。
「もっと広い所でやりたいね」「絶対お客さんは来るから」ってすべては「今日が楽しかったから」出てくる言葉だもんね。
あ〜良かった。
メンバー・スタッフ、それからモチロン集まってくれたお客さん。
ホントにありがとうございます!