何を信じて良いのやら

bousisensei2009-01-06

本屋に行ってみると、普段俺の「立ち読みコーナー」には軒並み「ラーメン特集」の雑誌が。
相変わらずって言うか、性懲りも無く「ラーメンランキング」なんかをやっているのです。
で、まぁこの前読んでた「ラーメン道場やぶり」でボロクソに書かれていた店や店主が登場していてニヤリ。
で、以前ここで「関心と信頼を寄せている」とまで書いた(2008-02-17 - うさぎのえさdancyuも例外ではなくボロクソの店を「良い店」と取り上げているのです。
そうなると「関心と信頼」なんて書いたぐらいだから「こっちの言い分が・・・」とも思うのですね。
う〜ん、どうなんだろう?
信憑性としては、もっともらしい事を書いてるdancyuより「思いっきり主観です」と書いてる「道場やぶり」に軍配が上がるような気がするのです。
やっぱりdancyuに載ったりすると「美味しいと思わないほうがオカシイ」みたいな感覚になるもんなぁ。
これだって、ホントは記事を書いた人の主観だもんね。
実際の味については俺が判断して「好きかキライか」しかないんですけど。
ただ、両者の「良い」とする部分に大きな違いがあるのはわかった上で読んでます。
ラーメン道場やぶり」の方は素材がどうとか、化学調味料がどうとかより「美味しいラーメンか」が重要視されていると思うのです。
「店主がまじめに取り組んでいるか」とか。
俺的には「良いラーメン屋」を選ぶ基準は、圧倒的に「道場やぶり派」なんです。
極端な話し「人殺しのラーメン屋」と「真面目に生きてきたラーメン屋」があったとして。
人殺しの方はメチャメチャ美味いラーメンを出して、真面目な人の方はさほど美味くないラーメンを出していたとして。
「道場やぶり」は前者を「dancyu」は後者を「良い店」と勧めるような気がするのです。
みなさんなら、どっちの店に行ってラーメン喰いたいですか?
dancyuって「料理」の雑誌なんだけど、結局「味は写真や文章で表現しようが無いから」ってのがすごいわかるような気がします。
「記事としておもしろくなる店かそうでないか」っていうのが大きな基準なんじゃないですかね〜?
だから、普通の素材を真面目に調理している「正しい店」より、ニューウエーブと呼ばれるような「話題性のある店」ばかり取り上げるという・・・(そういった意味では「人殺しの店」なんて話題性十分ですけど、どんだけ美味かろうが雑誌には無理だもんね)
ま、そんなdancyuなんですが、ページの後ろの方に「ラーメン二郎」の記事も載っていて。
こういった「身体に悪そうなもの」もたまに載せてくれるから「関心と信頼」は崩れないんだよなぁ。
おもしろい雑誌だ。