バカにしてた

bousisensei2009-01-13

思い起こせば、俺が作曲なんかにパソコンを導入したのは忘れもしない1992年(過去日記より写真発掘!)
それまでもヤマハやローランドが出している「シーケンサー専門機」は使っていたんだけどね。
なんか、みんなが「マック!マック!」って言うもんだから・・・
実に「景気が良い」ころで、白黒の今では考えられない程度のメモリーのマックを30万近く出して買ったんだよなー!
で「シーケンス・ソフトは何にするか?」という段階で、俺は迷わず当時の最高峰だった(ハズ)「パフォーマー」を買ったのです。
最初はバージョン2.0とかだったかな〜?1.いくつだったかもしれない。
当然、日本語未対応で付属の電話帳のようなマニュアルも全部英語(!)
当時は、今みたいに「内蔵音源」なんてなかったから、モデムポート(懐かしい)からMIDI変換のボックスを経由して外部音源につないで・・・
設定がなかなかわからなくて、最初音が出るまでホント3日とかかかったんだよな〜
もちろん、その頃も日本語に対応したソフトは出ていたし「EZなんとか」みたいにオールインワンで「買ったその日から大作曲家」みたいなお手軽ソフトも出ていたんだけど・・・
やっぱね、若かったってのもありますけど「マックでパフォーマー」が一流だと思っていたんですよ。
「これ使ってれば間違いない!」みたいな。
「じゃんじゃん良い曲ができるぞ!」とか。
や〜ホント後から気づいたんですがパソコンは何もやってくれないんだなぁ。
ま、そんなこんなで「打ち込み」とか「シーケンスソフト」との付き合いも。かれこれ20年になるわけですが。
まさか「ウィンドウズでキューベース」の勉強を必死にする事になるとは・・・
90年代の俺に何か言われそうですよ。
でも、これスゴイな。
この前書いた鉄道模型もそうなんだけど、あらゆる「激的な進化」の流れに立ち会えるってのはおもしろいもんですね。
「前も知ってる、今も知ってる」っての。
その最たる恩恵は、音楽やってるってのもあって「CD以前、CD以降」だと思うんだけど、単純にハードやソフトの転換だけじゃなくて「音楽シーンそのもの」が大きく変わっていく事(もちろん、それまでもロックやジャズの誕生というエポックはあったとしてもちょっと質が違うと思う)をリアルタイムで体験できたのは、今やってる事にすごく影響を受けているし、役にも立ってると思う。