タイトル

bousisensei2009-03-02

タイテイのものにはタイトルがありますよね。
肩書っつうか、名前っつうか。
映画にも本にも曲にも。
で、こういった「タイトル」の中で、あくまで内容は置いといて「いいな」と思うものと「いくないな」と思うものが当然あるわけです。
まったくの主観ですよ。
もう一回書くけど「あくまで内容は置いといて」ですよ。
たとえば「スターウォーズ」とか「南極物語」とか。
思いつきでポンポン書いてますけど、こういったタイトルは実に「いくないな」と思うのです。
なんちゅうか「説明的」っていうか。
「あ〜宇宙で戦うハナシか〜」「寒そうなトコが舞台なんだな〜」ってタイトルから想像できるという。
同じように「スーパーマン」とか「仮面ライダー」みたいな「主役の名前ズバリ」みたいなのも「説明的」を通り越して「これはタイトルと言えるのだろうか?」と思うぐらい「いくないな」と思うのです。
同じように「主役ズバリ」でも例外とも言えるのは「ドカベン」「あぶさん」・・・偶然にも水島漫画からふたつのノミネートとなりましたが(とにかく思いつきで書いてるので)ハッキリ言って「なんだそれ?」というぐらいピンとこない「あだ名」が実に説明的で無いという点では「いいな」と思うような・・・
しかし「ドカベン」に至っては「登場時にデカイ弁当を持っていた」というだけで、その後何十巻と続く「国民的野球漫画」になった事を思うと、タイトルとしてはやっぱり「いくないんじゃないか」と思ったり。
まぁ、こういった「続きもの」の場合はよくある話でタイトルを考えた本人も「まさかこんなに続くとは」「もう少し考えておけば良かった」ってぐらい「なんでそんなタイトルにしたんだ?」って元々の由来がワケわかんない事もありますわな。(全巻通して読んでみると山田太郎はむしろ小食という印象があるし)
とにかく「タイトルは大事だね」って事なんすけど。
で、こういった話を書くと、また「鬼頭 哲ブラスバンド」ってバンド名の事かと思うんでしょうけど・・・
今日は違います!(もちろん今でも「なんとかしたい」とは思ってますけど)
なんで「タイトル」か。
え〜っと、夜中にテレビでやっていた「約三十の嘘」という映画を偶然見まして。
一応、寝台特急トワイライトエクスプレスを舞台にしてるってんで、映画ができた当初話題ぐらいは知っていたんですけど、見てなくて。
出演者は少ないものの、いわゆる「人気・有名俳優」が出てるんで「どうか?」と思って見始めたんですが・・・
内容自体もなかなかだったんですけど、それより見てる途中で「あ、いいタイトルだな」と思ったのです。
こういうのたまにありませんか?
映画でも本でも曲でも、見たり聴いたりしてる途中や終わった後で「タイトルがいいな」と思えるもの。
もちろん、ほとんどのタイトルは「自己紹介」みたいなもので、だからこそ説明的であったり「主役ズバリ」だったりするとは思うのです。
でも、やっぱり「いいな」と思うのは中身を知った上で「だからこういうタイトルだったのか」っていうタイトルの付け方なんですね。
そういった意味で、今まで一番「いいな」「上手い事やるなぁ」と思ったのは、映画の「月はどっちに出ている」ってヤツなんですけど。
ストーリーに直接関係があるでもなく、もちろん主役が言うでもない何気ない映画の中盤に出てくる台詞がタイトルになっているという。
でも、見終わって「ようするにそういう事なんだなぁ」と実に内容すべてを語っているようで、感心させられたのです。
もちろん、俺が知らないだけでそういったステキなタイトルっていくらでもあるんでしょうけど。
難点としては、こういった「後から来るタイプ」って「タイトルを見ただけではわからない」という事なんでしょうね。
つまり「商業的には失敗」というか・・・
さて。
改めて自分がタイトルをつけた曲を振り返ってみると。
所詮インストのタイトルなんてのは「聴いてなるほど」で良いと思うんですよね、あんまり先入観持って欲しくないし。
しかし「それにしても」かねぇ?キャッチーであった方がイイ事は良いよなぁ〜
なんだ?「手ぶらでいこう」って!
「売る気あんのか?」って話しだよなぁ。