「楽」じゃなき「楽しさ」

bousisensei2009-03-09

本日、またもや東京中低域リハ@イシモリ。
最近「ちょっとライブ多すぎなんじゃないっすか?」って中低域ですが、そういう時期もあって良いでしょう!
明日は「え?」って場所での初公演です。
よろしければどうぞー!(高いよなぁ)

■2009/3/10_火 @六本木 STB139 スイートベイジル
東京中低域 at STB139』

時間: OPEN18:00/START20:00
料金: 前売 5,000円(オーダー別)

◆チケットは、チケットぴあ、ローソンチケット
 STB139 Tel:03-5474-0139 [11:00〜20:00/月〜土]でご予約受付中。
◆お問合せ:STB139 スイートベイジル
◆会場までのアクセス:東京メトロ日比谷線都営地下鉄大江戸線六本木駅
3番出口より徒歩約3分(六本木交差点を麻布十番方面へ芋洗い坂を約50m下った右手)
→東京都港区六本木6-7-11

なんか、集客がイマイチだそうで(高いからだよ)お店側から「メンバーも積極的に宣伝してください」などというお願いをされたので「はーい」ってなもんで、宣伝させていただきました。
以上!
ところで。
ここのところ「お〜プロだなぁ」と思える人と仕事のやりとりをする機会がババッとありまして。
まぁ、たいてい「プロだねぇ」なんてモノ言いは「イヤミ」の場合が多いのですが、今回は違います!
ちゃんと尊敬の念を込めて「さすがプロフェッショナル!」と言いたくなる様な仕事っぷりに心から感謝しているのです。
で、俺自身はどうなんだ?という事を当然考えてしまう訳です。
まぁジャンルは違えど、俺も音楽をやっていて。
「なんで音楽やってんですか?」と聞かれたら「音を届ける快楽を知ってしまったから」
これに尽きると思うのです、俺は。
あくまで「音を出す喜び」ではなくて、出した音が着地する所を見届けた時に初めて「楽しい」となるのですね。
もちろん、なんでも楽しいに越した事はないんでしょうけど、バンドを運営したりリハーサルをやったり、なんて事は全然おもしろくなくても良いと思っています。
そんな目先のひとつひとつにいちいち「楽しい」を求めていたら、ものすごく低いレベルで満足してしまいそうで・・・
それではアマチュアなんじゃないか?と思うのですね。
それこそ「こんな事やって何の意味があるんだ」ぐらいの辛くてツマラナイ事が平気でできるってのが「プロ」って気がします。
ちゃんと、その「成果」がわかってるわけですから。
幸い、というかウレシイ事に、こういった事を考えていると、それに賛同してくれたり、同じような事を考えてる人が周りにいてくれて。
「コンマ数ミリの手直し」みたいな事を妥協しないで一日中付き合ってくれたりするのです。
はっきり言って、楽しくもなんともないですよ。
でも、やるのです。
で、まだ先の話だけど、それが誰かの手や耳に届いて「やっただけの事はある」と思えた時の快楽。
なんでも「これはヤメられん!」ってなるのは、ある意味「禁欲的」な部分との隣り合わせなんじゃないですかね?
飴の甘さをより一層引き立たせるために、自分自身を強く鞭で打つ、みたいな。
ま、そんな「喉がカラカラになるまでビールを我慢する」俺なわけですけど、みんながみんなそうじゃないという事も良くわかっています。
特に、ウチのバンドのメンバーには「飴」というか「楽しい」を小出しにしてやらないと、すぐに気持ちが離れてしまう人も。
「こんな事やって何の意味があるんだ」の人ですね。
しかしね〜君が求める、その「楽しい」は「しい」の無い「楽(らく)」だと思うんですよ。
ホント「楽」って字は深いです。
で、その文字が入った「音楽」は実に難しいもんだと思います。
バンドを進めていく上で、よく「鬼頭さんは何を考えているかわからない」などという事もメンバーに言われたりしますが。
ライブやコンサートが終わった後のお客さんを含めた全ての係った人の表情を見てごらん、と言いたい。
ホント「美味い!」の一言が聞きたくて、料理は作るもんじゃない?
でさ、最初は商店街レベルだった相手にしていた人がドンドン広がって・・・そうやって確実にちゃくちゃくと前進してんじゃん。これでも「考えてる事わからない」かね?
それより過程のあれこれを、どれだけ言葉で説明して、それを理解したところで何になる?と逆に聞きたい。
「途中はサッパリわからないけどオチがメチャメチャおもしろいコント」
そういうのもあるのよ。
「最初から最後まで笑いっぱなし」
そんな刺激の強いものって、少しテンションが下がるだけで相当ツマンナイし、すぐ飽きるって。