忌

なぜか（というのもオカシイけど）俺の母がRCの事を好きだった。
まぁ、熱狂的とは程遠い、ラジオでかかっているのを聴いて気に入る程度だけど。
特に好きだったのは「トランジスタ・ラジオ」だったみたいで、うろ覚えで歌いながら台所に立ってたのを覚えている。
だから、いつだったかに「この前、授業中にあくびして口がデカクなった人とステージで一緒になったよ」といったら、よろこんで笑ってた。
俺自身、一番最初にキチンと聴いたのがバイト先にあった「EPLP」のカセットという事もあってか、その1曲目である「わかってもらえるさ」が未だに一番好きな曲なのです。
ただ、この曲名を言っても歌詞に「わかっていてくれる」というリフレインが出てくる「君が僕を知ってる」の事と半分ぐらいの人がゴッチャになる、というぐらい地味な存在の曲かもしれない。
「スローバラード」や「雨上がり〜」みたいに誰もが知ってる曲じゃないけど、
ホントに良い唄だと思う。

わかってもらえるさ
RCサクセション
作詞　忌野清志郎
作曲　肝沢幅一

こんな歌 歌いたいと思っていたのさ
すてきなメロディー
あの娘に聞いて欲しくて
ただそれだけで歌うぼくさ

この歌の良さがいつかきっと君にも
わかってもらえるさ
いつか そんな日になる
ぼくら何もまちがってない もうすぐなんだ

気の合う友達ってたくさんいるのさ
今は気付かないだけ
街で すれちがっただけで
わかるようになるよ

この歌の良さがいつかきっと君にも
わかってもらえるさ
いつか そんな日になる
ぼくら何もまちがってない もうすぐなんだ

気の合う友達ってたくさんいるのさ
今は気付かないだけ
街で すれちがっただけで
わかるようになるよ

いつか君にも会えるね
うれしいしらせをもっていってあげたいんだ

マイミクシイでもある「カルト物件評論家」（どういう風にご紹介して良いかわからなかったのでウィキで調べたらこう書いてあった）の唐沢俊一先生は訃報に寄せて、こんな日記を書いていた。

『雨上りの夜空に』を初めて聞いたときの衝撃を忘れることは出来ない。
“立たない”というテーマを歌にした男が出てくるとは思わなかった。

あはは！
それこそ、ライブなんかで男も女も関係無くこぶしを振り上げて大声出して盛り上がる曲で。
たしかに渋さで共演した時にも一緒にやれてウレシカッタけど・・・よくよく考えたら、なっさけない内容の歌詞だよなぁ。
ライブの「ハイライト」なんかに持ってくるテーマじゃないよ。
唐沢先生の「目の付けどころ」もサスガ！だけど、やっぱ清志郎さんE〜よなぁ。