イカの恨み

bousisensei2009-05-07

連休中の一昨日だったかに、近所のスーパーに「酒のアテでも」と物色に行ったんだけど。
「いまさら一昨日の話」と思うかもしれないけど「恨み」だから、いまだに根に持ってるのだ。
ただでさえ普段から「イカ好き」を公言してる身としては、その恨みはタダナラヌものがあると察していただきたい。
で、そのスーパーで特売品として値引きされたコーナーに「いかジャンボ揚げ」ってのがあって。
いわゆる、ゲソを丸ごとさつま揚げの要領で包んで揚げてある「俺の好きそうな」一品だったのです。
イカの街、八戸直送」と書いてある。
「ビールのおともに!!」と力強くエクスクラメーションマークが2つもふってある。
「こりゃいいや」と買ってかえったのです。 
で、早速晩酌の準備をして。
「食い方」の話なんだけど、いつも「ツマミちょっとで酒いっぱい」って書いてるように、ちょっとずつカジッテはちびちび呑みたいわけです。
今、考えれば「切りゃ良かった」とも思うんだけど。
せっかくの「ジャンボ」なんだから豪快に行きたいじゃない?
で、「いただきま〜す!」とかじりついたら・・・
固い!っつうか噛み切れない!
しかたなくアグアグと「噛み切れるポイント」探しながら口に入れていったんだけど・・・
結局、丸ごと食ってしまった!
「ジャンボ」な「揚げ」を!
もう、口の中の油っこいこと!
焼酎のお湯割では、まったく太刀打ちできない。
「ビールのおともに!!」
あの力強い2つのエクスクラメーションマークはソウイウコトだったのか?!
オマエ八戸のイカだろう!
日本全国「名物」っていろいろあるけど「八戸のイカ」って、すごく好感が持てるのです。
たとえば「名古屋コーチン」って希少価値の名物でしょう?
たしかに美味しいけど、すごく高い。
その点「八戸のイカ」って「たくさん採れるから名物」
東京なんかで食べるより、うんと安くて新鮮なものって「名物」として「正しい姿」だと思うのです。
「この値段でこのグレード」って「そこでしか食べられないラッキー」が世界中、特に海外では「名物」になってる。
だから、これまで現地で「イカ尽くし」をやって以来「八戸のイカ」には、散々目をかけてやったのに!
この仕打ちか?!
まぁ、直送と言ったところで連休中。
「いつのだ?」ってのもあるわな。
以前、焼き肉屋のオヤジに「日曜に来る客はコワクない」って話を聞いたことがある。
通ぶってレバ刺しなんかを「美味いウマイ!」「鮮度が違うね!」なんて客を実は小馬鹿にしてるそうだ。
正肉ならともかく、内臓系は市場のやってない日に頼むもんじゃない。
俺の愛すべき吉祥寺のモツ焼き屋に「カッパ」って店があるんだけど。
吉祥寺に限らず東京イチかもしれない。
名古屋を離れてから「焼き鳥」の美味い店って、ホントにめぐり合ったことがない。
あっても高い。
ちょっとしたレストランと同じぐらいの値段を「焼き鳥屋」で払うなんて、どうかしてると思う。
その分「串もの」といえば東京には「モツ焼き」がある。
「モツ焼き」で東京イチって事は「世界一」って事になるか。
「吉祥寺といえば」の半ば観光名所みたいな「いせや」とは比べものにならないぐらい美味しい。
これまでも「モツ焼き未体験」の人をいっぱい案内したなぁ。
あえて、まず「いせや」で1串2串食べてからってのもやった。
「カッパ」は「いせや」に比べて、ひと串自体は小ぶりなんだけど特に「刺し」が最高。
小食の俺でさえ、まず「刺しでイケルやつ一通り」なんて注文するぐらい。
「焼き」の方も、そんな「刺し」でイケルやつを焼いて出すんだから、美味いに決まってる。
「レバ半生」とか表面だけサッとあぶって「刺し」のシャッキリ感とトロンとした温かさがウマイ具合にミックスされたけっして生臭くない「血の味」が・・・タマランよ。
日本酒でいきたいねー!スイスイ入る。
そんな「カッパ」も連休中は「仕入れの都合のため」と店を閉めてた。
信用できるよなー!
ま、「八戸のイカ」よ。
こんな時期に、それも加工品のオマエを食った俺も悪かったって事にしよう。
その分、8月に現地に行く時はサービスしろよな!