勝手が違う

今日もウソ

先日書いた「アワーミュージックアワー」の告知HP(KABB! schedule)でも、すでに名前が出ているように、今回「Special Guest 」としてボーカルにタカシ君を迎えます。
これまでも、いろんなゲストを迎えてきたKABB!ですが「せっかくだから」と、その人にあわせた「それ用」の曲を数々作ってまいりました。
ですから「曲」はお手の物なんです、俺が思うところの「その人のイメージ」であるとか、逆に意外な一面が紹介したくて「普段と違う」ってのをぶつけてみたり・・・(結局、俺が勝手に作ってるだけという)
今回も、結構サクサクッと曲は完成しました。
でも「ボーカル」となると「歌詞」作んなきゃイカンのか!
当たり前のことだけど、ウッカリしてたなぁ、しまった。
でも「アワーミュージックアワー」である以上、作んなきゃなぁ〜
歌詞・・・歌詞なぁ〜
ちゃんとした「シンガー」が唄うためのフルコーラスの歌詞なんて作ったことない!
テレビ番組のオープニングとか「企画物」みたいな曲の歌詞なら書いた事あるけど、ちょっと違うもんなぁ〜
KABB!のレパートリーにも一応「俺の部屋」なんかで短いコーラスの歌詞を作った事はあるけど・・・

思い出せないあの頃の気持ちを 取り返せ!ステップにあわせて
忘れたくない大切なメロディー 眠らずに明け方までうたおう!

っての・・・結構「いい」って言われるんですけど。
ぶっちゃけ「楽器習得の極意」みたいな話で
「頭では忘れてしまうことも身体が覚えている、その為には繰り返し練習するしかない」って、結局「普段から言ってること」なんですよね。
「歌詞」なんて言っていいやら・・・
世の中には「シンガーソングライター」なんて歌詞も曲も唄も全部自分でやっちゃう器用な人もいますけど・・・
基本的に「全部別の職業」じゃん?
「音楽やってんだから、似たようなもんでしょ?」って思うかもしれないけど・・・
「演奏する人→曲を作る」は、まだ直結するけど「演奏する人→歌詞を書く」は何の脈絡もない!
「オリンピック選手でしょ?」って水泳の選手にスキーのジャンプやらせるぐらいの「メチャメチャ感」はないですか?
それこそ「歌詞」だったら、作曲家より小説家の方がナンボか近い。
平泳ぎの選手にクロールやらせるぐらい近い。
いやはや・・・マイッタね、というわけで「スピードレーサー」を着用してスキー場に行きました。
で、ピアノの音で簡素に作った仮音源と歌詞をタカシ君に送って「これでイケますか?」と「お伺い」をたてる。
ようするに「キー」の問題です。
楽器にだってもちろん「出せない音」というのがあるんだけど、個人の技量は置いといて「すでに決まっているもの」なんで、その範囲であればアレンジも問題ないのですが。
タカシ君とは初めてなんで「美味しいトコ」がまだわかってない。
で、結局最初に送った音源から1音半下げたキーで「イケる」ということになって・・・
なんで、最初に「ピアノの音で簡素に作った仮音源」にしたか?というと、ブラスバンドのアレンジで最初から作ってしまうとキーを「上げて」とか「下げて」に対応しにくいから。
「出せない音」や「響きの悪い音の重ね」ってのが出てくる。
だから、タカシ君の「イケる待ち」をしたのですね。
で、1音半下げたキーでアレンジして、音源も作って、メンバー試聴用にサーバーアップしてもらう為に担当者に送って・・・
「やれやれ〜」と寝てたら。
「すいません!やっぱりもう1音下げてください」とメールが・・・
ガーン!
使ってる「フィナーレ」はソフトの機能上「全体のキーの上げ下げ」みたいな事自体「ボタンひとつでワンクリック!」と簡単に出来るのですが・・・
当然、先ほど書いた事情により「演奏は出来ない譜面」になってしまう可能性も・・・
ためしに、ワンクリックで「1音下げ」の譜面を作ってプレイバックしてみたら、やっぱりというか・・・
ただでさえ、半音でもキーを下げると、なんかヘンに落ち着いたり重く暗く感じたりするもんで(原曲からは2音半も下がってる)
聴きながら、俺も重く暗くなっちゃった・・・「やりなおし」だよ。
イチから作るのは楽しいけど、やりなおしは気が滅入る!
今夜から新しい曲に取り掛かる準備も出来てたのになぁ〜

そして・・・

先日、門の前を通りかかったら「明日から」のお知らせが。
なんか、ここしょっちゅう「無料開放」してるような気がするけどね。
行ってる時間なさそうだなぁ〜

■ というハナシを書いて
「やりなおし」をやってたんですが「出ない音」をオクターブ変えてみたり、ハーモニーの積みを変えなんかをしていたら・・・むしろ軽く明るい感じになった!
さらに、管楽器があまり「張る」必要もないから、唄が立つんじゃないか?
さらにさらに「テンポももう少し早めでお願いします」ということで、すごくサワヤカな曲調に!
「怪我の巧妙」とはこの事か!!!
しかし、あまりにも「ポップ」になったんで、タカシ君に「ちょっと『らしく』なくない?」ってメールしたら・・・
「いえ、むしろ僕っぽいかなあと思いますね。僕よく言うんですけど、泣きながら笑ってるような感のある曲が好きでして、、この曲は本番、いい事になっちゃうと思いますよ(笑)」
やった〜!気に入ってくれたみたいで良かった!(初の「本格唄モノ」ということで、非常に不安だったのです、特に歌詞)
よーし、がんばるぞー!