シモ柱

ニョッキリ!

なんて書くと「下半身からニョッキリ!」みたいな・・・
って、クダラネー!
いやぁ、昨日は「開けても閉じても痛い!」という目で、こんな時に限って読んだり書いたりって用事がたくさんあって。
で、もうたまんなくなって薬屋行って目薬買ってきて。
なんとか乗り切った徹夜明け。
「たばこでも買いに行くか〜」と表に出たら「サクッ!」って。
ハイ、霜柱。
いや〜久しぶりに踏みましたね。
ウチの近所は、まだ舗装されていないトコが結構あるからなぁ。
とはいっても、こんな早朝に表へ出ることもめったに無いので、ちょっと「わーい!」
っていうか、部屋でパソコンやりながら「今夜は特に冷えるなぁ」なんて思ってたわけですけど・・・道が凍るほどでしたか!
あ〜部屋に暖房器具が来て助かった。
ところで「しもばしら」で検索しても、この「サクッ!」の「霜柱」って全然出てきませんね。
出てくるのは学名「Keiskea japonica」植物の方の「霜柱」ばかり。
で、 Keiskea は「明治時代の日本の本草学者、伊藤圭介さんの名前にちなむ。」だそうで、いいですな〜なんか。
さらに別名を「雪寄草」(ゆきよせそう)というそうで、いいですな〜キレイで。
で「いいですな〜」とさらに調べたら・・・


シソ科の多年草にシモバシラという植物があります。花も目立たないありきたりの草です。しかし、それが初冬に大変身をするのです。
よく冷え込んだ朝、枯れたこの草の根元を見ると、茎から鰭状に氷が張り出し、まさしく、霜柱となって氷の彫刻を作っています。これは茎の維管束の中の水が凍って茎の外へと伸びだしたもので、持ち上げているのは小石ではなく、茎の表皮です。それがこの植物の名の由来です。一度これが出来ると茎の構造は壊れるので一年にたった一度だけ、シモバシラが咲かせる冬の花というわけです。
霜柱が出来る頃、植物園は長い冬の眠りへと入ります。
東北大学 理学部附属植物園長 鈴木三男)

なんてドラマチックで儚い草なんだー!
「ありきたり」が「大変身」!「一年にたった一度だけ、シモバシラが咲かせる冬の花」だなんて。
日本人の好きそうな要素満載!(というかこの人の文章がウマい)
さらに「花も目立たないありきたりの草」を研究してた明治時代の学者さんの境遇やエピソードを想像するといろんなドラマが想像できますね〜
字面も語感も美しいから今度「シモバシラ」ってタイトルで曲作ろうかなぁ。
「♪下半身からニョッキリ〜!」みたいな。