選択の自由

携帯のカメラだめだな〜

横浜「サムズアップ」で東京中低域レコ発ツアーの第1弾。
どうしても前の用事が終わらず、少し遅刻してあわてて会場に向かったんですが。乗り換え駅で同じく急いでるサラリーマン風の男性。携帯で話しながら歩いてる。
で、その会話が聞こえたんですけど・・・
「15分ほど遅れさせてもらってよろしいでしょうか?」
ハイ、事情は飲み込めますよ。いわゆる営業さんですかね?ちょっと遅れそうなんで予め先方に連絡を入れてる、という。
まぁ、それはいいとして。
「遅れさせてもらってよろしいでしょうか?」
これはアリなのか?
前々から散々書いてるけど「何かをしてよいか?」と聞く場合、本来なら必ず「良い・悪い」の2択の答えを想定していなくてはイカンわけよ。だから、よく「トイレ行っていいですか?」なんて聞く人には「ダメだよ」とイジワルなことをとりあえず言ってやる。
断りを入れるという意味合いなら「すいませんトイレ行ってきます」でいいのだ。
さて、電話サラリーマンに話を戻しますが、得意先との約束の時間に遅れる事について
「ダメに決まってるじゃねーか!」と言われても当然な状況での2択はバカとしか言い様がないでしょう?
「絶対ダメ!1分でも遅刻したらブッ殺す!」という答えが帰って来た場合「わかりました!」と1分も遅れずに行く事ができるんだったら別だけど。
よくファミレスなんかのチェーン店に代表される「マニュアル語」みたいな感じで、この「よろしいでしょうか?」という言い回しをキライだと言う人もいるけど。
俺は「そうでもない」んだよね。
ことば、特に「話し言葉」って時代によって変わっていくもので、今俺たちが「フツー」だと思ってる言い回しにもずいぶんオカシなものってたくさんあるだろうから。
ただ「よろしいでしょうか?」を使う時、たいてい相手にたずねている様で・・・ようするに「選択の自由」を相手に委ねているようで「自分に都合のいい答え」しか想定していない場合が多くないですか?
さっきの電話サラリーマンだってそうでしょ?
前にどこだったかな〜?「サイゼリア」だったかもしれないんだけど、この「よろしいでしょうか?」に無性に腹が立って。
「こちらお下げしてもよろしいでしょうか?」「灰皿交換してもよろしいでしょうか?」
ぜ〜んぶ「ダメです」ってずーっと言ってやった。
そのうち、テーブルはお皿でいっぱいになるし、灰皿は山盛りになるし。
さらにドンドン注文したから新しいお皿を置く場所が無くて、店員さん泣きそうになってんの。
灰皿もこぼれてるし。
それでも「よろしいでしょうか?」って聞くもんな〜!
「どう見ても食べ終わった皿」「これ以上置けない灰皿」なんですけど。
「サービス」を履き違えるなよな〜
「お下げします」「交換します」って言えや。それでも客側には「結構です」ってちゃんと断る選択できるんだもん。
ありゃ、せっかく「レコ発初日」だったのにライブの話を全然書かなかったなぁ。
よろしいでしょう?(←おぉ!最後の「か」を抜くと、すごく電話サラリーマンやファミレス店員が使ってる言葉のニュアンスに近くなる!)