超くいしん坊
いや、昨日の話は「なんだったか?」と言いますと、ブラブラ散歩してたら古本屋の「店頭100円コーナー」で「包丁人味平」と同じ作画・原作コンビの「スーパーくいしん坊」を見つけまして。
思わず買っちゃった!という話なんですけど。
う〜ん、たしか雑誌に連載されてるのを読んだのは中学生の頃だったかなぁ?
いや、久しぶりに読んでも相変わらず「ムチャクチャ」です。
もちろん、まんがですから「まんがならでは!」みたいな部分もあって、すべてが「リアルでなければイカン」などというような事を言うつもりはありませんが・・・
たとえば「カレー勝負」で(またかよ)
主人公は庶民的な洋食屋の「せがれ」である中学生の坊主なんですけど。
コイツがクソ生意気で「美味しい」と行列のできる評判の店に行って「これぐらい俺だって」みたいな事を言うわけです。
中学生ですよ?
で、まぁ「言うだけのことはあって」というか、この坊主が色々考えるわけです。
肉をやわらかくするのにパイナップルを使ったり。
ライスには古米を混ぜてバターと一緒に炊いたりとか。
それは、良いとしましょう。
しかしですね?
勝負の相手である「美味しいと行列のできる評判の店」の人がバターライスを炊こうとしてるのを見て
「なんだ?米にバターを!?」
「なに考えてんだあいつ!」
「あんなことしたら米が油すってベチャベチャのひでえライスになっちまうぜ!」
いやいや、素人なら「いざ知らず」ですよ?
パイナップルに関しても勝負の相手どころか「洋食屋の主」である坊主の親父までもが
「しかしパイナップルが甘味のかくし味として利用できるとはな」
おいおい!
まぁ「時代」ってやつなんだとは思います。
当時、まんがを読んでた人達にとっては「バターライス」も「甘味にパイナップル」も新鮮だったのかも知れません。
だから、中学生のガキがそういう事を「思いつく」って部分はいいと思うんですが。
いい大人、それも料理の専門家が「知らない」っていう設定は無理があるだろ〜と思うのですね。
その辺りの「つじつま」みたいな部分のムチャクチャさが、昔のまんがの「おもしろいトコ」でもあるんですが・・・
で、また続く。