俺ルール

残り物には福がある

いろんなバンドに参加したり、自分でもリーダーのバンドを持ってたりという活動をもう何年もやってますけど、基本的には「フリー」というやつでして。
まぁ、それも「そんなに売れっ子じゃない」というフリーの演奏家をもう何年もやってるわけですが。
コンサートやライブをやるのに「日がいい」というのがあるんでしょうね〜
前後のスケジュールはガラガラなのに「その日だけ!」みたいな感じで何本も仕事の依頼が入る。
前にも書きましたけど、もうこういった場合は「来た順番に仕事を請ける」というルールを作るしかないのです。
それが一番楽!
先方に断りの連絡を入れる場合でも、自分を納得させるにも。
ほとんどの人がそういう風にやってるんじゃないかなぁ〜?
やっぱ「天秤にかける」みたいな事をすると、後々いろいろ面倒なのです。
そういうことをやってる人をみたり・・・実際、若かった頃は自分でも後から来た話に「これはやっておきたいな」なんて思って先に決まってた話を断ったり・・・そういうことをすると(特に「お金」関係で後から来た条件の良い仕事なんかを請けると)「二度とあいつには」みたいな事もあるわけですね〜
まぁ、なにが言いたいか?というと、とあるバンドのお客さんに「最近、お休み多いですね」みたいな事を言われたんですが。
別に「そのバンドに出たくない」とかじゃなくて、単純に「その日は別のスケジュールが先に入ってた」だけという。
他意はないのです!ただ、ホント「なぜか?」というぐらいカブる!
春から夏にかけてKABB!にもいくつかのイベントのお話をいただいたのですが「自分のバンドなのに!」と思うけど、すでに決まってるスケジュールで断んなきゃいかん状態。
う〜ん・・・この場合は大いに悩むトコロでもあるわけで、リーダーである俺がダメなおかげでメンバー全員の演奏のチャンスを・・・
でも「しかたないじゃん!」なのです。
しかし、まぁこのルールでやっていても「ぐわ〜!」と地団駄を踏みたくなるような事もありまして。
「しょうがないじゃないか!先にスケジュールが入ってたんだもの」と頭ではわかってても「ぐわ〜!」と。
「ギャラ」の場合はそうでもないんですけど・・・やっぱ「内容」で。
「こんな人と一緒になる機会なんて二度とないんじゃない?」みたいな話は「ぐわ〜!」ってなるよなぁ。
けっして先に決まってた話が「イヤ」とかじゃなくて。
もう、自分が「プレイヤーどうこう」じゃなくて「いち音楽ファン」として単純に「その場に居合わせたい」みたいな。
だって、その日に別の仕事が入ってるって事はお客さんとして見に行くわけにもいかないじゃないですか!
いやね、今度俺が中学〜高校生ぐらいの頃からずっと好きだったミュージシャンが「一堂に会する」みたいなコンサートがあって・・・ホントお客さんとしてお金払ってでも見に行きたいようなコンサートなんですが・・・ぐわ〜〜〜〜!
リスナーとして「ただの音楽ファン」であったならこんな事はなかったんでしょうね〜「好きなことを仕事にする」ってのはこういうことなのかもなぁ。
「子供の頃からの憧れの人との共演のチャンスを逃す
これは、自分が演奏家になった特権だし、始めた頃の「自分がなりたかった姿」に近づいた証拠と言ってもいいのではないでしょうか?(負け惜しみ)
別の会場でちゃんと自分の演奏する仕事があるんだからいいじゃないか!
音楽を続けてさえいれば、またこんなチャンスもあるかもしれないんだから、それまで「不義理」をせずにキチンと「来た順番」にやっていくのが一番だ〜!
で、まぁ俺は俺の「ルール」だと割り切ってやるわけなんですが、心の中では「ぐわ〜!」っと言いたいことも多いので。
他人の「オキテ破り」に関しては結構寛大です。
「その日、別の仕事入っちゃいまして」なんて言われても「行きたいなら行っておいでよ!」です。
気持ちはわかるもん。