結局さぁ

これ朝焼けです

一昨日、東くん達と呑んでる時の話題なんですが(といいつつ、この記事を書いてるのは22日です)
いわゆる「歌モノ」みたいな曲を演奏する時。
う〜ん・・・「歌モノ」に限らないかもしれないか。
誰とは言いませんが、イマイチ「ヨロシクない」バッキングというか演奏をする人がいましてね。
いや・・・「誰とは」とは書いたけど、中低域メンバーに限らず一般的にも言えることかもしれないな。
まぁ、なんとも「歯切れの悪い」書き方でナンですけど(この辺りの葛藤がなかなかこの記事を書けなかった所以でもあるんですけど・・・)
で、東くんや上運天くんが「なんで、ああなっちゃうんですかねぇ〜?」と。
まぁ、いろいろ考えたんだけど。
結局は「音楽が好きじゃないんじゃないか?」と。
かなり乱暴な結論ではありますが、それだと思うんですね。あくまで自論だけど。
いわゆる「音楽家」と呼ばれてる人のことを全員「音楽が好きな人」と思ってる人もいるだろうけど、俺はそうは思ってないんですね。
結構「演奏するのが好きな人」ってのが多いような気がする。
「サックスを吹く」だとか「ドラムを叩く」ってのが「自分の仕事」だと思ってる人。
で、そういう人に限って「音楽ってのは音を楽しむんだよ」なんて言う。
俺は違うと思うなぁ〜
で、これは俺の偏見かもしれないけど・・・でも、これまで見てきた「そういう人」に共通して感じるのが「人(共演者)の音を聴いてない」とか「出音」つまり「聴いてるお客さんに届いた音」まで気が行ってないというか・・・
まぁ、自分が楽しんじゃってるからそうなるよな。「自分だけ」が楽しんでるから。
だから「歌モノ」みたいに、あまり自分の「活躍の場」が無いような曲では「気の無い演奏」をしたり、当然「歌い手さん」の声を聴いてないから「ヨロシクない演奏」にもなるし・・・
「音を楽しむ」ってのは音楽が大好きな聴き手に与えられた特権だと思う。
ただし、これは「神様がくれたプレゼント」とかじゃないわけです。
だから演奏する音楽家は全力で「音で楽しんでもらおう」としなくちゃイカンと思ってます。
で、そういった演奏をするには「なにが大切か?」っていと。
プレイヤーもリスナーと同じように「音楽が好き」であること。
聴き手の「音を楽しむ」という気持ちがわかる演奏家であることだと思うわけです。
で、ですね。こういう書き方は「自分の楽しみは二の次」みたいな。
「自己犠牲」とか偽善者みたいに取られてしまいがちですが。
「それが楽しい」になればいいと思うのです。
「楽しい」なんていうと「楽(らく)」なことばかりみたいだけどね。結構大変でもあると思いますよ。
「あなたの仕事はなんですか?」と聞かれて。
「サックスを吹くことです」だとか「ドラムを叩くことです」ってのは、ある意味「簡単」です。自分の「行為」ですから。
もちろん「行為」としての「サックスを吹く」「ドラムを叩く」はあるとしても。
その先にある「聴いた人を楽しませるのが仕事です」でしょ〜?音楽家ってのは。
当然「今から自分の好き勝手なことをやるんで、どうぞみんな楽しんでください!」が通用するワケない(する人もいるんでしょうけど)
それなりに苦労もするわけで、それが「楽ばかりじゃない」なんだけど。それでも結果が出れば楽しいワケじゃないですか!
というか、今俺が言ってることって「ものすごく当たり前のこと」じゃないですか?どんな職業でも。
レストランのコックさんがなんでお給料もらえるか?といったら。
「料理を作るから」じゃなくて「美味しいって食べてくれる人がいるから」じゃないの?
いわゆる会社員の「お仕事」だってダイレクトにお客さんとの接触がなくても同じでしょう?
それなのに、ライブなんかで「お客さんと演奏者」というものすごいわかりやすい関係の。
ここまでダイレクトに「楽しませる」に直結した場面にいつも居て、それでもなお「サックスを吹くことが仕事です」かよ。
「行為」そのものが「仕事」だと思ってるから「歌モノ」のバックでヤル気のない「バイトみたいな演奏」をするわけですよ。
「とりあえず、最低限のことはやる」みたいな。
いや、最低限のこともしてない場合もあるな。もう「決められた時間そこにいたんだから金くれ」ってホントにバイトみたいな。
はい、今日長々書いた話はあくまで「俺はこう思う」という話で反論や「とんでもない!」と怒ってる人もいるでしょう。
でも、とにかく。俺は「俺の思うところ」の「音楽が好きな人」と一緒に演奏をしたり、仕事に共通の目的を見出したいのです。
贅沢を言えば「それ以外の人」とはやりたくないということです。
モチロン、俺みたいな考え方の人間とは一緒にやれん!という人もいるでしょう。
「お互い様」だと思うので我慢するのはヤメよう。