Feel like a luggage!

あ〜ヤダヤダ!

来月の17日のJRダイヤ改正で、またしても夜行列車が姿を消すのであります。
小学校の頃からブルートレインに熱を上げてた「鉄道好き」としては寂しい限りなんですが・・・
で、それに「取って代わって」という安易な構図では無いにせよ、今日本の「夜間移動」は完全に「高速バス」が主流になっているわけですね。
それも「格安」をウリにした。
その発着地の「メッカ」とも言える新宿西口辺りに22時を過ぎた辺りに行くと「いったい今夜何本のバスが運行されるんだろう?」ってぐらい、コロコロのカートを引いたお客さんでごった返してる。
ちょっと「ここは日本か?」と思うような海外のターミナルのような喧騒に最初はびっくりしたな。
まぁ「ご他聞に漏れず」俺も利用してるんですけどね。だって、たとえば東京〜名古屋の場合JR在来線やJRの路線高速バスの「半額以下」だったりするわけです。
最安値だと2000円台前半ってのもある。
いや〜これが名古屋に住んでて東京にしょっちゅう通ってライブやってた頃のあったらなぁ〜って思いますよ!そりゃ!
と、いうわけで今日も乗るのです。
ただ、まぁ・・・といいますか。
旅の中でもひときわ「旅情」を感じさせる「夜行列車」に比べて「格安深夜バス」の味気ないこと!
あれは旅じゃないね!ホント「ただの移動」・・・っていうより。
乗ったことある人はわかると思うけど、最初に乗り込んだ時点で窓には「開かないカーテン」が引いてある。これ「決定的によくない!」と思うんだけど「自分がどっちに向かって進んでる」ってのがわからないって、もう旅じゃないでしょう?
で、かろうじての自分のスペース・・・もはやこれは「シート」というより「前の席の背もたれと自分の背もたれのすき間」みたいなところに挟まれるように身体をねじ込んで・・・
動き出したらまもなく「強制消灯」で車内は真っ暗!
もうね「荷物になった気分」ですよ!扱いが。
おそらく「夜行バス初心者」みたいな人が「旅のお供に」みたいな駅弁感覚で、よくマクドナルドのハンバーガーやポテトを買って乗車するんですけど・・・あれはもうたまりませんね、臭いとか。
で、当の本人も「周りに申し訳ない」って気分になってるみたいでコソ〜ッ喰ってるわけです「真っ暗闇の中」で!ガサゴソと!
なんか「乗り物でどこかに行く」って絶対ワクワクして楽しい時間じゃなきゃいけないと思うんだけど、心底「悲惨な気持ち」にさせられるわけですよ。
というわけで、いつも「これからバスに乗るぞ」って夜の新宿なんかを歩いてる時は「しばらく人間じゃなくなるんだ」とヘビーな気分になるのですね。
で、そんな「気分」をどうするか?なんだけど。
これまでも、KITO,Akira Brass Band!では「旅」にまつわるレパートリーを作ってきたわけです。
「ライドーン!」と電車に乗り「帽子先生の大冒険」では航海に出て「国際線」ではまだ見ぬ地に思いをはせる・・・そんな「ワクワク」を曲にしてきたわけですけど。
「時代が時代」でもありますからね、あんまりワクワクしませんけど「格安高速深夜バスの曲」も、この際作っちゃいましょう!
う〜ん、誰をフィーチャリングソリストにするかなぁ〜?
浅井くん辺りがいいな、4月のライブでやろう。