やってきた〜

今をトキメク詩人せんせいと。

数日前にここでお知らせした「横濱国際インプロ音楽祭2012<春>」@横浜エアジン。
本日は「不破大輔スペシャルバンド」の一員として。
しかし、まぁ・・・「スペシャルバンドって」と思ってましたが。
予想通りというか、不破さん本人が命名したわけではなく。こういった「たいそうな」ネーミングはたいていお店の人がスケジュールに「なんて書けばいいんだよ〜」ってなった時に勝手に(?)付けちゃうわけでした。
とはいえ。
メンバーは不破さんはじめ蜂谷真紀さん(歌,声,ピアノ,など)三角みづ紀さん(詩人)井谷享志さん(ds/perc) 直江実樹さん(shortwave radio)それに舞踏のシモがさらに加わるという「ある意味ネーミングに恥じない」スペシャルな・・・まぁそれでも「バンド」っつーのはどうなのよ?なんですけどね。
エアジン常連の「今をトキメク」インプロバイザーのみなさまの中にブチ込まれるという、なんとも胃が痛くなるようなシチュエーションだったわけです。
で、いろいろ考えまして。
「イサギよくバリトンサックス一本でいくかなぁ」とも思ったのですが・・・
やはり何らかの「逃げ道」を用意しておいた方が気分的に楽なので、フルートとクラリネットを持って行く事にしました。
で、結果的にどうだったか。
即興ですから「どこがどう」って話は詳しく書きませんけど、非常によい演奏だった、と。
やはりこのメンツを選んで声をかけた「不破采配」が見事にマッチして吉と出た。
演奏してる側もお客さんも、そんな風に思える内容だったと思います。
個人的にウレシかったのは、終演後マスターのうめもとさんに音色(特にクラリネット)のことをホメられたこと。
そこでフと思い出したんですけど。
ちょっと前に某バンドで某ライブハウスに出たとき某サックス吹きが某マスターに今日の俺とは真逆に音色についてケチョンケチョンに「ダメだし」を食らってたシーンがあったんですけど。
「やっぱ、そこなんだろうな」と思ったわけです。


(5月14日追記)
「そこなんだろう」という点について。
「そこ」とは別に俺と某サックス吹きの違い云々ということではなくて。
ライブハウスのマスターのように毎日生の音楽を聴いてる人(他にも生に限らず音楽が大好きな人も含まれると思います)にとって「先ず音色ありき」ということなのかな、と。
「善し悪し」ではなく、あくまでその人の「好きか嫌いか」だと思うけど。
絵でいえば「筆のタッチ」だろうし、小説なんかだと「文体」のような。
音楽でいうとフレーズどうこう以前の問題。
たとえばメロディを演奏してるわけじゃないけど、一音のロングトーンがもう「うたってる」みたいなのあるじゃないですか。
そこに「自分」があるか?ってことなんだろうと思った、という話。