ゆせん大将

bousisensei2008-06-17


最近のマイ・ブーム。
っていうか、導入してみて「こりゃいいや」といろんな場面でやってる事なんですけど「湯煎」ってやつ。
元々、ご飯にのせる玉子の「そぼろ」を作ろうとしてたんだけど。
あれって「油をしいて弱火で」ってのが一般的だけど、どうしても「焼き色」がついてしまったりと、なかなか完全な「きれいな黄色」に仕上がらないじゃないですか。
どうやったら、外で食べるやつとかお弁当に入ってるやつみたいになるのか?と思ってたのですね。
で、湯煎ですよ。
たしかに倍以上時間はかかるけど、びっくりするぐらいキレイに仕上がる。
油も使わないから、冷めてから食べるお弁当にもピッタリだし。
じゃあ「ひき肉の方もコレでやっちゃえ」と。
油なんかしかなくてもじんわり染み出てくる肉の油で砂糖が溶けるし、少量の醤油をじっくり染み込ませる事が出来るんで、必要以上に色も味も濃くならないし、なによりコゲ臭くならない!
ただし、時間はメチャメチャかかるね〜
でも、2色の「そぼろ」をご飯にのせたら感動的なほどに「キレイな2色」
これはやっぱり湯煎という「間接的な加熱」だからこその仕上がりって事でしょう。
で、それ以来気に入ってアレやコレやと湯煎で試しているのです。
特に「お弁当」みたいな目の前で食べてもらえるのではなく、どこか別の場所で「冷めてから」食べる料理には、この湯煎で調理した「味付け」や「見た目」がとても有効な気がします。
作るのに時間がかかってても、別に食べる方としてはいっこうに構わない訳で、パッと弁当のフタを開けた時に「わ!」そんで、口にして「お!」なら良いわけじゃないですか。
さすがに、これからご飯って時に「ちょっと待ってて」と作る料理でモタモタ湯煎なんかしてるのはどうかと思いますけどね。
餃子の王将」みたいな中華屋って、やっぱり注文してすぐ料理が出てくるところが魅力じゃないっすか?
ただし、テイクアウトで持ち帰ると「あ〜」って。
見た目も冷めてからの味も。
なんていうか、音楽で言うとライブ演奏とレコーディングされたCDの違いみたいなもんでしょうか。
さらに言うとCDの場合はテイクアウトのお弁当と違って「何度も楽しんでもらう」という「パッと見て、お!」プラスアルファの要素も必要だし・・・
さらにさらに、お弁当はどこまで行っても「食べる人が満足できるもの第一」に尽きるんだけど、CDの場合はある程度「作る側が納得」ってのも必要なわけで・・・
日頃「バンドはサービス業」と「お客さま第一」をモットーに、それこそ「自分達が楽しい必要なし」としている身としては「そんなゲージュツカみたいな事」と大いにギャップを感じてしまうのです。
う〜ん・・・
てなわけでマイ・ブームの「湯煎」じっくりやってますよ。