鱠解禁

bousisensei2008-12-15


などと書くと6月の「鮎解禁」のような風物詩のようですが。
「鱠」は「なます」

なます【膾/鱠】
古くは、魚・貝・獣などの生肉を細かく刻んだもの。のちに、魚・貝や野菜などを刻んで生のまま調味酢であえた料理をさす。

別に解禁するほどの「季節物」ではけっしてないのですが、なんとなく「正月料理」というイメージがあって、年中は作らないようにしてるのです。
実家の「おせち」にも毎年、大根・人参の「紅白鱠」はもちろん、かぶの鱠、蓮の鱠と3種入っていたのですが、ワタクシこの「鱠」が大好物でして。
スーパーなんかでも「お惣菜」として売ってますが、あまり美味しくないので自分で作るようにしているのです。
以前にも書きましたが「ツマミちょっとで酒いっぱい派」の俺としては、本来「漬け物」みたいな「箸休め」程度のポジションにある料理が2〜3品あれば(別に1品でも十分なんだけど)いくらでも呑めるのです。
その最高峰にあるのが「鱠」だったりするのですね。
ま、ですから「呑みすぎ防止」の意味も含めて「年中は作らない」というのもあるのです。
で、この年末年始を乗り切るために新たな「マイ・ルール」を設定しまして。
「食べながらしか絶対呑まない」と決めたのです。
俺と呑んだ事ある人は知ってると思うんですが、普段それこそ「ツマミ無しでも酒いっぱい」なぐらいに、別に何も無くても呑むのです。
さらに、外を歩いていて「ちょっと喉が渇いたな」って時にコンビニで缶のチューハイやらビールを「清涼飲料水」のように呑むのです、もちろん「ツマミなし」で。
これを止めようと。
基本「家呑み派」としては、つまみは自作せねばならないワケで。
追加注文すればジャンジャン出てくるって環境ではない、という事は「作った分食べちゃったら終り」になるのです。
それに元々、そんなに大食いではないので、すぐ「もう喰えない」となるから、そこで「酒もオシマイ」にすれば自然と酒量も減るだろうと。
我ながら、思い切った良いルールだと思います!
で、なんでこんな「大好きなお酒が呑めなくなるようなルール」を公言できるかと言うと冷蔵庫に作り置きした「鱠」がたくさんあるからです。
そう簡単には「作った分食べちゃったら終り」にならない安心感から来てるというワケです。
「鱠解禁」はある意味「時間に関係なく朝から晩まで呑めるぞ宣言」でもあるのです。