過保護機

bousisensei2009-04-21

ヨドバシなんかをブラブラするの、結構好きです。
しっかし、あれですね〜ここ数年で電気屋にならぶ商品のラインナップってガラッと変わったと思いませんか?
昔からある洗濯機やテレビだって、機能はモチロン「見た目」もずいぶん変わった。
ビデオやカセットなど「磁気テープ」の記録媒体はほぼ死滅状態だし。MDの寿命の短かったこと!
(記録媒体の移行はやっぱりパソコンの普及が多大なる影響を与えてると思うのですが、もし爆発的に売れた「i-Mac」にカセットやMDを差し込む口があったらいまだに両者健在だったでしょうね。)
で、まぁその辺りの進化ってのは、あくまでクオリティだと思うんですよ。テレビが薄くなったのもDVDやブルーレイだって。
それを買ったところで初めて家にテレビが来た時の感動とか、洗濯機や冷蔵庫が導入された画期的な便利さなんてものは無いでしょう。
だから、別に画質にこだわらないって人は今のままでいいやって。
そういった意味では家電製品は飽和状態とも言えるのかも知れませんね。
となると、クオリティ的な「買い替え」じゃなくて、昭和30年代のテレビや冷蔵庫みたいに「一台目」として買ってもらうものってのをメーカーは一番作りたいわけで。
それが、今は加湿機や空気清浄機だと思うのです。
モチロン両方とも昔からありましたけど。
特に最近、店頭ディスプレイ見てて各社のプッシュが尋常じゃないくらいスゴイ!
今日「いかにも」なヤンキーカップルが一生懸命「加湿機」の品定めをしているのを見て「え〜?!」ってちょっと思っちゃった。
もちろん「いいもの」だってのはわかるんですよ。
でも「ホントにいるの?」って思っちゃう。この湿気の多い日本で。
世の中の風潮で「買わなきゃ」ってなってませんかね?
さらに言ってしまえば「購買欲」を満たすために手ごろな値段で買えるものがないかと無理矢理買ってませんかね?
まさに電気屋とメーカーの思う壺!
幸い俺は加湿機も空気清浄機も一般家庭に無い頃に生まれてずっーと暮らしてきた「昔の人」なんで、今まで必要だと思ったことありません。
もちろん「あ、今日は空気が乾燥してるな」とか思うけど、別にねぇ。
むしろ、ヨーロッパなんかで楽器がビンビン鳴る印象があるから、乾燥大歓迎!(先日、某管楽器専門店の地下スタジオでリハをした時、フル稼働で加湿機がブワ〜ッと湿気を出してるのを見て「馬鹿じゃないのか?」と思いました。)
そうやって考えると、今電気屋に並んでる物ってホトンド「無くてもなんとかなるもの」って気がする。
「あった方がいい」ってのもモチロンあるけど、冷蔵庫なら「いちいち氷を買って冷やすより」とか洗濯機なら「洗濯板で手洗いするより」レベルで十分じゃん。
俺の実家はずーっと電子レンジが無かった。
でも、母は冷めたものを食卓に出す事は無かった。
そういうもんでしょう?
ホントはいらんのですよ、自分が生まれた時より後から開発された電気製品なんて。
とかいいつつ、携帯電話が不可欠な生活を送っていますね、俺。
あと、パソコンが無いってホンット不便!
電気製品大好き!