漫画に見透かされる

写真コメント復活知ってた?

何度も書いてるような気がしますけど講談社の「モーニング」を、もう20年ぐらい読んでます。
ひところ週刊の「ヤング○○」っていわゆる「青年漫画誌」をほとんど読んでた時期もあるけど「卒業」というか、今では「モーニング」一誌のみ。
その都度多少、ラインナップにムラはあるものの、20年間変わらずおもしろいです。
最近、毎週一番楽しみにしているのは「GIANT KILLING」ってサッカーの漫画なんですけど、珍しく「監督が主役」という設定です。(詳しくはコチラ→GIANT KILLING / ツジトモ 原案 綱本将也 - モーニング公式サイト - モアイ
特に最近、夏のシーズン中断期間のエピソードが続いているのですが、試合の時以上に監督の「心理」みたいな部分を掘り下げていておもしろい。
すなわち「多くの人を率いるのに大切気持ち」みたいな。
ちょっと前の「生え抜き」の選手が「移籍するかも?」って時に監督がとった行動はスバラシカッタ!
これは、実際大所帯のバンドをやったりしている人間(俺の事ですね)にとって、実に共感できたり、身に積まされるような思いになったりするのです。
で、考えてみたら「モーニング」ってこの手の漫画が結構多い。
社長になった「島耕作」はもちろん、ベンチャー企業の社長の心構えみたいな話を出したりする「エンゼルバンク」や、上官として部下を思いやるシーンを多く盛り込む「ジパング」とか・・・
ようするにターゲットにする「読者層」って事になるんだろうけど、その辺りが「卒業することなく」この雑誌を読み続けられる秘訣なのかもしれません。
(以前はこんなに「上司目線」の漫画は多くなかったような気がする)
で、毎週「わかるなぁ」とか「なるほどねぇ」と読んでるんですが・・・
しょっちゅう「最近、俺が考えてるまんまの事が漫画になってる!」って事がよくあるのです。
たとえば、先週だったかの「GIANT KILLING」で。
あれこれ要求してくるフロントに主人公の達海監督が言うわけです。
「俺一人では無理だ」と。
その「言い分」というか理由の台詞を引用

ディフェンスは相手の攻撃を防ぐのが仕事・・・
フォワードはゴールを狙うのが仕事


それは最低限の役割・・・
役割をおろそかにしていたらゲームは成り立たない


でも、組織として差が出るのは
個々がどれだけ役割以上のことが出来るかだよ


俺がやりたいのはさ・・・
そういうフットボールなんだよ

ぐわ〜!俺が最近(前からだけど)特に思ってる事が「まんま」漫画になってる。
この場合はサッカーに例えてはいますが(もちろんサッカー漫画だけど)フロントも含めたクラブ全体が「そういう気持ち」でやらないと、監督ひとりががんばったって何も変わらないって事ですよね。
他にも今まで「エンゼルバンク」読んで「ぐわ〜!」って何度もなったんだよなぁ。
で、なんで「ぐわ〜!」ってなるかというと・・・
「思っててもまだ人には言ってないこと」が先に漫画になっちゃうと・・・
「あ〜鬼頭さん、また漫画に影響されてる」って思われちゃうじゃん!
それは、ちょっとなぁ。