何に盛り上がっているか

さーどうしよう!

昨日は酔っ払ってたんで「盛り上がり具合」がまったく伝わらなくてスマヌ。
というか、それほどに「ゴキゲン」だったと思ってください。
で、ハナシは数日前にさかのぼるのですが、先日見たライブの事。
まぁ、とんだ「ケチ」がついてしまって「良かった」とは書いたもののロクに演奏の感想を書かずじまいだったのですが・・・
3人の「T君」の演奏会。
元々はギターの斉藤拓人君とユーフォの照喜名俊典君のデュオと聞いて出かけて行ったのです。
で、お店の前の「本日の出演者」というところを見たら、聞いた事のないボーカリストの名前が・・・
ちょっと、イヤ〜な予感がしました。
ガツッとしたライブハウスならいざしらず。
「カフェ」的な店とか「バー」で歌ってる、特に「男性ボーカル」でロクな人に出会ったことがない。
俺の中で「男性ボーカル」は「せめてオリジナル」なのです。
自分の言葉で自分を表現する人。
女性ボーカルの場合は、ある程度「声」だけで聴かせる部分も許せるのですが・・・
当日ぶっつけでのボーカルの参加となると、おそらくスタンダードなんかをチャラッ!と歌う事になるんじゃないか?と思うと「歌いらねーよ!」となるのです。
で、この前も書いたけど、最初店には俺と照喜名君がいて、しばらくしてタク君があらわれて「やあ、やあ!」なんて話しをしてたらしばらくして・・・
秋葉原のパソコン屋とかオタクショップにでもいそうなヒョロっとしたメガネの青年が・・・
で、タクくんが「あ、シンガーのタカシです」と。
もうね「うそ〜?」って言いたくなる様なルックス。
人は見かけで判断しちゃイカンのだろうけど「こりゃダメじゃね〜?」と本気で思いました。
だって、こんなんだよ?
          
さっき書いた「秋葉原云々」のハナシ「なるほど!」じゃない?
もう「期待値ゼロ」でサウンドチェックを見ていたのです。
タク君のギターでイントロがはじまって、照喜名君が絡んで・・・「あ〜もうヘボいボーカルはこういう誰でも知ってるような曲やっちゃあダメですよ、比べちゃうから」なんて思って・・・
歌が入って
「うそ〜?!」
スッゲーーーー良いの!ちょっと鳥肌たった!
で、またタク君の「エレガット・ギター」の音色と照喜名君のユーフォの音がタカシ君の歌声とものすごーくマッチしてるのです。
曲自体はカバーなんだけど、もうこのトリオのサウンドは完全オリジナルなものになってる。
柔らかくて、優しくて・・・目をつぶって聴くと「どんだけイケメンの3人がやってんだ?」っていうぐらい。
実際、ステージに目をやると3人とも吹きだしそうなギャップのルックスなんだけど。
で、その辺は「サスガ!」と思ったのは、3人とも柔らかな音色なんだけど、エッジが効いてる。
音の先端は丸いんだけど音の後ろ、ようするに「音を切る処理」が3人とも抜群に上手い、つまり「リズムが良い」ってことなんだろうけど。
自論で「スローテンポの曲こそリズム感が問われる」というのがあるのですが、それを見事にやっちゃってくれてます。
この手の、どちらかというと「甘ったるい音楽」って「なんちゃって」の人がやると雰囲気ばかり重視するから、のんべんダラリとしてて退屈なんだけど、十分にスリリング。
パーカッションとか全然必要ない。
で、タク君も照喜名君もボーカルを立てるのが上手いんだな〜!
ホント、今夜が「初お手合わせ」とは思えないぐらいに「バンド」の音楽だった!
ってぐらいスバラシカッタんでドアホウのマスターの事も勘弁・・・まぁ、いいか。
そんな事がありまして。
で、話しは昨日になるんだけど。
12月のKABB!ホール公演の打ち合わせをプロデューサーとしていて。
オープニングの演出の事とかになったんですけど。
昨年は「芝居小屋」っぽいホールだったんで「前口上」的な演出として紙芝居屋の「たっちゃん」に御登場願ったのですが。
プロデューサー氏曰く「あそこまで喋繰る感じじゃなくて、音楽的に声を使った何か」といったイメージだそうで・・・
もう、みなさんおわかりでしょうね。
「最高のタイミング」とはまさにこの事か!と思いましたね、俺は。
早速、連絡をしてスケジュールを押さえて、彼と絡むオープニングの新曲のアイデアを考えたり、せっかくだから何曲か今までのレパートリーにも入ってもらって・・・
こりゃ「盛り上がるなよ!」ってのが無理ってもんでしょう?

「タカシ」こと柳川たかし君の予習をしましょう!
タカシ | Listen and Stream Free Music, Albums, New Releases, Photos, Videos←文字化けしてるけど、彼のマイスペースです。
ちょっと、この音源は「優しすぎてる」気がちょっとします。
実際はもっとソウルフルかつ力強いような・・・
とにかく「彼の良さ」を最大限引き出せるよう、がんばります!

ヤラしい話、俺達「楽隊屋」に比べて「シンガー」って金になるから、見る人の目に留まったらスグ売れると思う。
たぶん、タカシ君も何年かしたら「テーブル席でバカ高い食事を食べながら見るライブハウス」みたいな店(『青い帳面』とかね)でヘタしたら「5ケタ」のチャージを払わないと見れない人になるんじゃない?
もちろん、そうなって欲しいんだけど。
とにかく、ヤラしい話ですが安く見れるモンは安いウチに見といた方がいいよ!