悲しき「あるある」

昨日はいい天気

同業者の皆様、もしくは「何かを作ってる」みなさま。
こんなことありませんか?
俺の場合、まぁ「曲」を作って。
それこそ「ピン!」とひらめく事もあるんだけど、大抵は苦労して作ってます。
で、「できた!」とヨロコンで。自分でも「いい曲じゃないか〜」と満足してたら・・・
ふと、ラジオなんかから良く似た曲が・・・
もちろん、その曲を聴いた事も無かったんだから、断じてパクリではないのですよ。
でもなぁ。
こういった場合「似ている曲」の「気付き方」なんだけど。
「自分で気付く」のと「人から指摘される」ので、どっちがダメージが強いかというと、圧倒的に前者。
どこかに発表する前に気付くと、さすがに「どうしよう?」って躊躇しちゃうもん。
人から言われるのは、むしろ平気。ちゃんと「パクリじゃない」って言えばいい。
だって、たかだか12個の音階の組み合わせですよ・・・たしかに無限でもあるんだけど。
少なくとも「コード進行」に関して言えば、世の中にどんだけ同じ曲があるか。
「ブルース」なんて、そのコード進行の中で「どう勝負するか?」みたいな美学を持ったジャンルもあるじゃないか。
まぁ、それとはちょっと性質が異なるんだろうけど「同じメロディ」を偶然思いつく事ってあると思います。
以前、読んだんだけど、YMOの頃(直前だっけ?)細野晴臣さんと坂本龍一さんがそれぞれのソロアルバム、「はらいそ」に収録された「ウォーリービーズ」と「千のナイフ」のタイトル曲のメロディが「激似」していることについて・・・なんだったかな?
とにかく「いいことだ」みたいな話だったんじゃないかな。
なんと言いますか・・・「誰もやったことない様なことがしたい」と常々思ってはいます。
要は「オリジナリティ」ってことだと思うんですけど。
ただ、「あ!これ誰もやってないんじゃないか?」って大発見をしても「なんで誰もやってないか」は考えなくちゃイカンですよね。
たいていは「カッコ悪い」とか「おもしろくない」とか。いっぱいいますよ、そういった事気付かずに「個性」としてウリにしてる人。
てなわけで、世の中に同じような曲を思いつく人がいるってことは、多少俺も安心していいのかな?とアキラメルわけですね。
それとは別に。
なんというか「壮大な絵物語」みたいな事を思いついて。
特にコンサートなんかの場合に「ひとつの流れ」みたいなものが作りたくて「テーマ」を決めて、それにあわせた曲を作って・・・
とにかく、組まれたプログラムに「意味」みたいな事を持たせようなんてした時。
「起承転結!そしてリプライズ!」みたいな。
本人としては、全てをつなぎ合わせると「なるほど!」となるような構成をしてるつもりでも。
ハタから見ると「完全に迷子になってる人」みたいな時ありませんか?
あるある。