今年も

この眺めですよ

「フェス」のシーズンがやってまいりました。
国内のフェスに出まくった昨年にくらべて、今年はちょっと少なめになりそうですが・・・
7月にはバババッ!と海外のフェスが決まってますから。
今年の第一弾は東京・晴海埠頭で開催された→KAIKOO POPWAVE FESTIVAL - POPGROUP渋さ知らズで。
季節はまだ暖かくなりはじめたばかりの4月なんだけど、早くも「夏」のような気分です。
なかなかすばらしいロケーションで、むしろお客さんより演奏してる側が気持ちよいステージからの眺め!
これはもう「ぶっちゃけ」ですけど俺達の「特権」ですよね。
高いチケット買って、もみくちゃになって、お酒も食べ物も結構高くて・・・お客様ホントご苦労様です。
で、俺達はというとエアコンの効いた楽屋でフリードリンクなんかを楽しみ・・・帰りにはお財布の中身が増えてるという。
具体的なロケーションではなくて、こっち側からの「眺め」というのは一度知ってしまうと・・・せめてもの「罪滅ぼし」とばかりに自分でバンドを組んでメンバーをいろんな所に連れて行って、俺が見てきた「眺め」を共有できたらいいなぁと思うわけです。
こんな事を書くと「フェス大好き人間」のように思われそうですが。
小さなライブハウスでの演奏を軽んじてるようにも思われてしまいそうですが。
「どっちが大事」とかランクの「上・下」ってのはもちろんなくて。
小さめのハコに人数は少なくても熱心に通ってくれるお客さんの「純粋に音楽を楽しむ」という姿勢と向き合うおもしろみもありますし。
半分レジャー気分で、それこそ音楽なんかそっちのけで騒いだり踊ったりっていう、大勢の一期一会のお客さんの前で演奏するってのもおもしろいもので。
毎年必ず「風物詩」のようにキチンキチンと何千何万人のお客さんの前で演奏する機会ってのは持ちたいものです。
やっぱ何事も「それがあって、これがある」みたいなことって大事でしょう。
むしろ「それがあるから、これがある」みたいな。
で、その両者は両極端であればあるほど、自分にとっての幅になりえると思うのです。
一見、他人からすれば矛盾してるような場合も「俺は俺」と言えるような。
「小さいトコでしかやらない」とか「待遇の良い大きなイベントしか出ない」ってのは良くないと思うのです。

渡部くんの背中越しに、これまでもいろんな国の何千何万ってお客さんを見てきたわけですが。
これからも、それが増えていくというのはなんともワクワクする話だし。
自分がフロントに立ってメンバーにいろんな景色を見せたいという気持ちもますます大きくなるのです。