渋夜旅渋谷

渋さ知らズのニューアルバム「渋夜旅」の発売記念ライブを渋谷クラブクアトロで。
このレコ発は来週29日大阪と30日名古屋の2箇所でも行われます。
で、本番前に楽屋で今回のアルバムの発売元であり、7月欧州ツアーの日本側のコーディネイトをしてるプランクトンのスタッフ石坂さん（彼は欧州ツアーに同行してアテンドもしてくれます）といろいろ話していたんですが・・・
話題の中心はやはり「アイスランドの噴火」について。
極東の地にいると、いまいちピンとこないんだけど、欧州は今エライことになってるわけじゃないですか。
徐々に再開してるとはいえ、一時の全面空港閉鎖の影響はホント大変だったと聞きます。
なんでも40年前に同じ火山が噴火した時は断続的に1年間続いたそうで・・・いつ、また「空港閉鎖」ってことになるかわかんない。
3ヶ月後に渡欧する身としては「大丈夫ですかねぇ？」と心配にもなるってものです。
まぁ、ホント「なるようにしかならない」んですけど。
「行けない！中止！」なら、まだいいのです。残念ではあるけれど。
行くには行ったけど、途中「どこかで足止め」みたいなのが一番困る。それも「再開のメドが立たない」みたいな状況になったら。
次の公演先にも行けない、もちろん日本にも帰れないって。
特に今回、これまで俺が個人的に下調べをした感じだと行程的に「欧州内での飛行機の移動が結構あるのではないか？」って考えてたから、火山の影響はかなり大きいと思ったのです。
そしたら、石坂さん「そんなに心配ないですよ、向こうに行けさえすれば」と。
「え？そうなの？」ってなもんですよ。
「ほとんど陸路ですから」って！「ドイツ〜ノルウエー〜スペイン以外は全部バス移動です」って！
え〜！
たしかに飛行機はメンドクサイ！欧州内といえども、国際線に乗るわけだから2時間前に空港に行かなきゃなんなかったりとか、あと一番は荷物の問題とか。
「なるべく飛行機に乗らずに済む」に越した事はないのです。経費的にもモチロン。
しかし・・・前回、地図を貼ったけど（→2010-04-17 - うさぎのえさ）あの距離をあの日程で！
「ちょっと見てみます？」と石坂さんがパソコン宛に送られてきた、行程を組んだ欧州側のコーディネーター「3Dファミリー」からのスケジュールを見せてくれたのですが・・・
たしかにほとんどの移動の部分に「road」って書いてある！
それに、ノルウエーからスペインの移動も「ノルウエー〜パリ」が「air」で「パリ〜サン・セバスチャン」が「road」！！！
事情はいろいろあるんだろうけどさー！いっきに飛行機で行けば3時間もかからないだろう部分を「2時間飛行機乗って9時間バス」ってなぁ〜
で、スケジュールをさらに見ると、すでに決定してる9公演の他にも「調整中」みたいな感じで、クロアチア・オランダ・・・他にもいろいろ！
まぁ、これはどうなるかわかんないですけど、全部決まったらほとんど休みなし！
だって、公演の入ってない日は「バスに乗ってます」だもんなー！
いや、そもそもですね。以前、不破さんに聞いたところによりますとフランスの「3Dファミリー」というプロモーターが「渋さの欧州ツアーを組みたい」というところから始まってるみたいなんですよ。
これまでの欧州はキチンとした「旅全体の」招聘元があっての企画ではなかったので（それでもあれだけ大きなフェスなんかに出てたのはスゴイと思う）とても「よい話」なわけですね。
バラバラの招聘で飛び飛びのスケジュールになるってことがないわけですから。
ただし、その「条件」みたいな感じで「スタジオ録音の新しいアルバムを持ってきてくれ」みたいな話があって。
それを「ウチで出しましょう」と言ってくれたのが日本のプロモーターさんであったと。
それが「渋夜旅」なんですけど、ようするに今回の欧州ツアーはその「レコ発ツアー」みたいなもんなわけですね。
よく、演歌の歌手なんかがキャンペーンで一日に何軒もレコード屋さんを回ったり、日本中のスナックや有線放送にあいさつ回りをしたり歌ったりってのを聞きますが・・・レコード会社が「ガンガン働けー！」っていう。
それと同じなわけですね、そりゃ休みもなかろうて。

渋夜旅