ホントの毒

いい季節になりました

昔ならドリフ、今ならロンブーですか?
PTAなんかが選ぶ「子供に見せたくない番組」
「低俗」だとか「有害」とかいろいろ言いますけど、結局PTAが顔をシカメルってのは「子供はこういう番組好きなんだよな〜」ってのがわかってるから。
絶対「見ちゃう」から「見せたくない」
逆に全然興味の無い人でも「そんなに言うなら」「どんだけ低俗だ?」と一度ぐらいは見ちゃう。
番組を作る方だって「そんな不名誉なナンバーワンはイヤだ」と子供に安心して見せれる番組を作るか?っていうとそんなワケもなく。
「むしろ光栄」とばかりにワーストワンの記録を毎年更新してる。
毒にも薬にもならない、箸にも棒にもかからないような番組よりも、それだけ注目されたり人気があったりってことですね。
で、話は変わりますが、我がKITO,Akira BrassBand!
まったくもって恐縮ですが「子供達に見せたい・聴かせたい」なんて話をよくされます。
コンサートには教育委員会の後援がついたり。
来月行く北海道の遠軽公演も「部活動の吹奏楽しか知らないような楽器を演奏する子供達に是非見せたい!」というところから実現したわけだったりするんですが・・・
俺的には「いいの?」と思ってしまうわけです。
いや、「言わんとすること」はわからんでもないです。
フォーマットとしての「ブラスバンド」は吹奏楽に近いものがあるだけに、より「差異」ってのが強調される。「こんな吹奏楽があるのか!」ってのはよく言われる話。
レパートリーも親しみやすく、メンバーも一見「優等生風」のいい子ちゃんが多い・・・
しかし、実の所。吹奏楽に対してものすごい「毒」な要素満載の「羊の皮を被った狼」なんだがなぁ。
で、今回「遠軽対策」とでも言いましょうか「吹奏楽の街用」に新曲を作りまして。
3月に下見に行った時に街を散歩した時のイメージから作ったんですけど。
まぁ、俺なりの「吹奏楽に対するスタンス」みたいな要素をたくさん盛り込んでみたのですが・・・
これが、自分で言うのもなんだけど、なかなか「いい曲」になってしまいまして。
「鬼頭さんって吹奏楽が大好きなんですね!」なんて話になりかねない!
まぁ、それはそれで「してやったり」の「シメタもの」なんですけどね。
あからさまな「低俗」や「有害」よりも、安心して知らず知らず受け入れてた「毒」ってホントに効くからな〜
俺は元々「コワモテ」なルックスとのギャップで「実はいい人なんですね」という「狼の皮を被った羊」になってしまう事が多いのですが・・・
おかげで、もっと根っこにある「腹黒いトコ」まではバレないという。
ちなみに新曲の長さは「7分」
小編成で吹奏楽コンクールに出るにはピッタリのサイズに仕上げましたが、みなさんいかがでしょうか?
「キライ嫌い」言っときながらジックリ研究してヤラシー事するのが好きなんですよね。