メソッド

ミソッド

「なにが大変」って。
自分が特に「誰かから教わった」とかじゃなくて、自然に得とくしたようなこと。
まぁ、音楽でいうと楽器の演奏上のことだったりリズムの取り方だとか・・・
この場合、ホントの意味で「自然か?」っていうと厳密には違うのかもしれないけど、とにかく「何かを読んだ」とかそういう経緯で「モノにした」わけじゃなくて・・・とにかく自分でも「なんでそれができるようになったか?」が説明できないこと。
そういうのあるじゃないですか!
で、得てしてそういうものに限って「俺ならでは」みたいな部分でもあって、最も他人が知りたかったりすることだったりするわけで・・・
「それをどうやって他人に説明するか?」
これ、非常に難しいことだと思います。
たとえば、右上に貼った譜面、これをサックスで吹いてリズムがよく聴こえるようにするには。
音を出す8分音符よりもその間にある8分休符の処理・・・う〜んなんていうんですかねぇ?「休符を吹く」というか〜「そこに8分休符がある」ってのをどういう風に強調するかでリズムが立ってくるというか〜
う〜ん、なんて言うのがピッタリなのかなぁ〜・
「なんとなくのフィーリングなんだよね〜」
もちろん、これじゃあダメなわけで。
別に「苦労した」ってこともないんだけど、俺が何年もかけて得とくしたこと。
せっかくだから、他の人にもできるようになって欲しいこと。
これを「言葉」に置き換えることの難しさよ〜
何かの本で読んだんだけど、人間が目の前にあるライターを手に取ろうとした時。
まず、目で確認して手を伸ばして・・・そういった信号が脳から出て筋肉に伝わって。
たとえば、コンピュータでそれらすべての情報を「人間と同じ構造のロボット」に送ってコントロールしようとすると、ものすごい情報量が必要だという・・・
いつも「当たり前」にやってる「歩く」ってのだって「ちょっと右を向く」なんて「自然な行為」としか思ってないことだって同じだそうで。
で、俺にとっては「サックスでグルーヴするリズムの吹き方」もこれと同じだったりするわけじゃないですか。
「どうやってる?って言われても〜」みたいな。
ま、逆にコンピュータとロボットの関係と同じだとしたら。
膨大な情報量になろうとも「文字にして言葉で説明することは可能」とも言える訳で・・・
今、それをやってるんですけど。
思った以上に大変です。