「同じホームで」という曲を作りました


東海道線などのいわゆる「長距離路線」なんかの場合、起点から終点まで一気に運行する列車ってのはほとんどなくて、何度も乗り継ぎをして進んで行かなくてはならないんですが。
自分が乗っている列車の「ひとまずの終点」が近付くと、それがターミナル駅だった場合に「乗り換えの案内」がアナウンスされるのです。
たとえば名古屋だとしたら(実際、名古屋が終点となるケースはありませんが)「長野方面中央線は○番ホーム、高山方面は○番ホーム・・・」といった具合に「様々な可能性」を提示してくるわけです。
で、そのアナウンスの最後に「引き続き東海道線ご利用のお客様は降りました同じホームで・・・」と後続の列車を知らせてくれるのです。
まぁ「今、そういう気分だ」と。
とりあえず、自分が長らく乗ってた列車は終点に着いた。
もちろん、ここで違うホームに行って「乗り換える」ってことも可能。
ただ、引き続き同じ方向を目指すなら同じホームにいれば良いんだ、という。
もし、乗り継ぎがウマくいかなくて何時間も待つことになったとしても、それも「まぁ良し」と。
ちょっと気分転換も兼ねてノンビリしたっていいじゃん、という。
一緒に旅をしてた仲間が「え〜?そんなに待つなら」と別のホームに行ってしまうこともあるだろうし「ここで降りますわ」なんて楽な場所を目的地に変更することもあるだろうけど。
「俺は同じホームで次の列車に乗るから」と。
だって、たまたま乗ってた列車がそこで終わりだっただけで、路線自体の終点はもっと先にあるんだもん。
と、いうね。
ただ、そんな気分で付けた「同じホームで」というタイトルだけど、考えるともっともっといろんなシチュエーションが思いつく。
毎日、通勤や通学で利用する「同じホームで」日々思うこともあるだろうし。
いわゆる「島式」というホームの場合、対面する列車が「同じホームで」違う方向に向かっていく場合もあるし。
出会った場所と別れた場所が「同じホームで」なんてこともあるかもしれないし。
「同じホームで」ってのを「一緒の家に住もう」って解釈することも出来るかもしれない。
そんな感じで、みんなが違う「同じホームで」をイメージしたらいいんじゃないかな?と。