ガビーン!(死語)

うわ〜ん!

先日のドナルド・ダック・ダンに続き、今度はチャック・ブラウンの訃報・・・
「ゴーゴーのゴッドファーザー」と呼ばれるチャックさん。
チャックさんや「トラブルファンク」に代表される「ゴーゴー」っていうファンクのリズムにはものスゴク影響を・・・というかまさに今の俺の「骨や肉になってる」といっても過言ではないくらいなのです。
ちょっとイナタイ「はねるビート」
3連系というと、管楽器奏者はスイングジャズの有名曲「イン・ザ・ムード」をイメージするとわかりやすい、わりとイーブンなシャバダバを得とくしてる事が多いと思いますけど。
俺は断然「ゴーゴー派」なのです。
というかフラットな8を刻んでるつもりでも微妙にはねるぐらいクセになってる。
で、みなさんご存知だとは思いますが。ワタクシ「生演奏」以外にも「打ち込み」・・・いわゆる「コンピュータ音楽」もやってますけど。
「ゴーゴー」の雰囲気を出すのって難しい(トラブルファンクもリズムマシーンを使うことがありましたけど「キモ」の部分は生をブレンドしてた)
これ、思うんですけど「頭」というか「表拍」をジャストと捉えたとして。たとえばイギリスの「2トーン・スカ」のアフタービートが最も早く「突っ込んだ感じ」だとすれば、その真逆の・・・「ネバるように後ろに後ろに」って感じ。
で、そのたっぷりとした「一拍ってこんなに長いのか?!」って思うほどゆったりとしたグルーヴの中に「はねるパルス」が散りばめられた・・・ウマく書けないですけど。
とにかく「人力グルーヴ」でしか出せない!
さて、そんなブラックネスなファンク魂が満載の「ゴーゴー」ですけど。
我がKITO,Akira Brass Band!でもレパートリーで取り上げ・・・たぶん、やってるメンバーでさえ「え!そんな曲あったっけ?」かもしれませんが。
いつもお客さんを手拍子と足踏みで巻き込むアトラクションを組み込んだ、どちらかというと「なごみ系」の「さぁ、どうよ?」という曲があるのです(譜面にするの苦労したな〜)
で、真ん中のアトラクションコーナーは置いといて、曲頭からベーシックなリズムを足踏みと手拍子で
「ドン!パン!ドン!パン!ドン!パン!ドッ!パッ!パッ!ドン!」って刻むんですけど。
最初の「ドン!パン!」は良いとして、いきなり「ドッ!パッ!パッ!ドン!」・・・最後の「ドン!」の足踏みでつまずく人が多いんですけど。
あれは最初の「ドン!パン!」のところから音の隙間に「ゴーゴーのパルス」を感じながらやれば「なんのことはない」ぐらい簡単に一発で出来るのです。
ニゾンを主体とした管楽器のフレーズにも随所に「チャック・ブラウン愛」がたっぷりな「ゴーゴートラップ」が仕掛けてあって・・・簡単そうにみえて実はバキッとやるのが難しい曲なのであります。